追憶のジェラール
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ルザに構わず、ジェラールは頭を抱える。
そして苦しそうに言葉を続けた。
「教えてくれないか?オレは誰なんだ?」
体は小刻みに震え、その表情は見えない。
「君はオレを知っているのか?」
君――――。
他人のような呼ばれ方に、ジェラールの言動に、エルザの表情は驚愕へと染まっていく。
ジェラールは頭を上げ、苦しそうな表情で言い放った。
「エルザとは誰なんだ?何も思い出せないんだ」
その言葉を聞いたエルザの両目に、涙が滲んだ。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ