暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第296話】
[1/5]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
翌日。
「それでは、皆さん中間テストを頑張ってくださいね」
そんな山田先生の声に、項垂れ、机に突っ伏す俺。
……中間テストとか気分が萎える。
四時限目の一般科目が終わるや、教室内はいつも通り女子の声で騒々しくなる。
因みに今日は一時限目からずっと一般科目というIS学園では珍しい構成で、午後はいつも通りのIS授業――。
後、一般科目に関しては日本人と外国人に分かれる為、基本クラスには黒髪の子が多い。
俺なんか一人銀髪だからやたら目立つ――理央も赤いメッシュが入ってるとはいえ、基本黒髪。
……まあ別に困る訳じゃないからいいんだが。
項垂れつつ、教科書を直してると――。
「織斑くん、学食行こうよ」
「たまには私たちと食べようよー」
「そうそう。 篠ノ之さんばかり独占はずるい」
「な、何を言うか! これは幼なじみとしての当然の権利だ! 故に、正当だ! 行くぞ、一夏」
「「「ずるいーッ!!」」」
そんな喧しい声と共に篠ノ之に連れ去られる一夏。
それを追う女子一同を眺めつつ、クラスにはポツポツと一夏に興味の無い子が残っていた。
「……昼は何食べるかな……」
何を食べるかを空想していると――。
「お兄ちゃん♪」
「ヒルト、お腹空いたね」
美冬と未来がやって来た。
何やら後ろに物を隠してるような――?
「あぁ、だから何を食べようか空想――」
「ふふっ。 空想だけじゃお腹は膨れないよ?」
「そうそう。 だ・か・ら♪ はい、お兄ちゃん♪」
そう言って二人して出したのは包まれていたお弁当箱だった。
しかもサイズが大きめ――と。
「よ、よぉヒルト。 美冬も未来も、授業お疲れ」
「おー! 私も疲れたぞー」
理央&玲が二人してやって来た。
しかも、美冬や未来と同じように後ろに何かを隠しながら――。
「理央、玲、二人もお疲れ様」
「うん。 ……二人はお兄ちゃんに何か用が……?」
美冬が首を傾けながら訊くと、軽く咳払いしがら――。
「お、おぅ。 ……今日はたまたま早起きしてな。 ち、ちょっと弁当を作ってみたんだよ、なあ玲?」
「おー。 早起きしたー。 気合い入れて作ったー! だからヒルトー、これ食べろー」
そう言って二人もまた弁当を俺に渡してくる。
美冬も未来も唖然としてると今度は――。
「ヒルト君。 皆も授業お疲れ様」
「やっほー。 ひーくんお疲れ〜。 お腹空いたね〜」
今度は鷹月さんとのほほんさんがやって来た。
それも、の
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ