九幕 湖畔のコントラスト
12幕
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後一歩で心が決壊するというところで、他人が密着した。
(……あったかい。生きてるものの体温だ)
ジュードがいつかしたように、両肩をフェイが抱き寄せ、頭を胸に抱き込んでいる。
「……ありがとう、フェイ、もう平気だよ」
「ホント?」
「本当」
ジュードはフェイの腕をほどき、フェイの頭を撫でてやった。フェイは戸惑いがちに、それでも笑顔を見せた。
そして、未来の自分自身に対し、向き直った。
「教えてください。どうしてヴィクトルが、この世界の〈ルドガー〉が〈僕たち〉を殺したか」
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