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赤城と烈風
波及効果と戦史研究
対潜哨戒艦の整備
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が。
 機関科将校達は重量物(バラスト)98トン固着に憤り、無為無策の骨頂と糾弾。
 武装削減と電気溶接技術の改善を図り、対潜水艦戦用の護衛艦となりました。

 水雷屋は猛反対しますが、魚雷兵装は総て撤去され爆雷投射機を装備。
 45口径120ミリ砲も通称ポンポン砲、毘式40ミリ機銃に換装されました。
 対空火器の価値は極めて低い等と酷評する声もありますが、水平射撃時の有効射程は約1100m。
 故障の確率が高い為に毎分60発未満に抑え、浮上潜水艦を損傷させ潜航不能に追い込む想定です。

 史実の『占守』型4隻は量産を意識せず、北洋警備艦として民間造船所に設計を委託。
 1930年、33年に提出の建造予算も成立していませんが。
 前述の経緯で極東情勢は激変、艦政本部の刷新を経て潜水艦対策は最優先課題の筆頭に急上昇。
 1937年『鴻』型に電気溶接ブロック工法も適用の量産計画が承認されました。

 1938年11月29日『占守』起工後、新艦政本部は民間造船所で姉妹艦の建造も検討。
 重油節減の派生型、工期短縮の簡易急造型も模索しています。
 ディーセル推進の『第一号』型、タービン搭載の『第二号』型は設計段階ですが。
 『占守』型4隻に続き簡易急造型、『択捉』以降8隻の後継艦として建造費が認められました。


・当世界の要目
『峯風』型9隻(39口径40_機関銃2基4門、60口径25_機銃16挺、爆雷120個、32.5?)
『野風』型3隻(4連装120_対潜迫撃砲2基、〃、〃、〃)
『樅』型11隻、『若竹』型8隻、『千鳥』型隻4、『鴻』型8隻(〃、40_機関銃2門、25_機銃16挺、爆雷60個、28〜30.5?)

『占守』型4隻(〃、〃、〃、甲板埋め込み式爆雷投射機8基、爆雷120個、19.7?)
『択捉』型8隻(〃、〃、〃、〃12基、〃、〃)
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