スーパーロボット大戦OG外伝
0543話
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待て、マサキ!」
尚もこちらへと噛みついて来ようとするマサキを、ゼンガーが止める。
「何で止めるんだよ。こいつ等……って言うか、アクセル・アルマーはシュウ並に得体の知れない奴だぞ。このままこいつ等と話していても、絶対にまた何か企んでいるに決まってる!」
いやまぁ、企んでいると言うのは事実なんだがそう言われると……
「ありゃりゃ。お前さん、随分と信用がないねぇ」
苦笑を浮かべたムウの顔が通信で送られて来るが、それはスルーして様子を見る。
「確かにシャドウミラーは色々と信用出来ない奴等だ。だが、ヘルゲートでの戦いではこちらの味方をしたのも事実。それに……奴等の後ろを見ろ」
ゼンガーが何を指して言ったのかは、俺達の背後から近づいて来た存在を見れば一目瞭然だろう。
「シ、シロガネ……だと!?」
マサキの呆然とした様な声が周囲へと響き渡る。まぁ、マサキやゼンガーにしてみればインスペクターとの最終決戦の場で行方不明になった筈のシロガネが突然現れたのだから、その驚きようも無理はない。
「……アクセル・アルマー。今回は何の用件でここに現れた?」
「何、今回も前回と同じ用件だ。ソーディアンに対して共同の攻略提案をしにな」
「はっ、お前等みたいに何を考えてるか分からない奴に背中を預けられるかよ!」
激昂しているマサキに、難しい顔で考え込んでいるゼンガー。そして俺達との関わりがまだ少ないフォルカは黙って成り行きを見守っている。
「一応言っておこうか。お前達も知っての通り、俺達は独自に転移装置を持っている。それを使えばソーディアンズ・ダガーがなくてもソーディアンの中に転移するのは可能だ」
「っ!? 手前、なんでそれを……」
「何、難しく考える事も無い。ソーディアン周辺のほぼ全てのエネルギーを無効化するあの空間をどうにかしようと考えれば、一番効果的なのはその空間を飛び越える、即ち転移する事だ。そして修羅達はソーディアンズ・ダガーという転移装置を持っているからな。それらを総合的に考えれば結論を出すのはそう難しくは無い」
まぁ、正確に言えば原作知識がある故に知っていたんだが。
「さて、どうする?」
「……むぅ。確かにお前達の提案にも一理ある。いや、修羅達も転移装置のソーディアンズ・ダガーを使いこなせていないというのを考えると、むしろ転移装置を使いこなしているお前達と共に行動した方がソーディアン攻略に対しては有効だろう。だが、あいにく俺達にそれを決める権限はない。今すぐハガネとヒリュウ改をこちらに呼ぶ。正式な交渉はそちらとやってくれ」
そこまで喋り、一旦言葉を切るゼンガー。そして数秒後、やがて再び口を開く。
「だが、正直ヘルゲート以降のお前達の行動を考えるとそう容易く信
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