スーパーロボット大戦OG外伝
0543話
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「さて……どうなっているのやらな」
ニーズヘッグのモニタに映し出されたのは、牛型のフラウスとアルマジロ型のグリモアがサイバスター、ダイゼンガー、ヤルダバオトに圧倒されている光景だった。
サイバスターの放つハイファミリアを盾で防ぐグリモアだが、その隙に素早い動きで接近してディスカッターで斬り捨てる。ダイゼンガーの放つ斬艦刀による一撃は、防御力自慢のフラウスを文字通りに一刀両断にする。そしてヤルダバオトは、拳や蹴りの連続攻撃でフラウスやグリモアの両方を仕留めていく。
圧倒的としか言えないその戦場。俺の操るニーズヘッグを始めとしたシャドウミラーの部隊が到着した時には、既に敵の修羅神は残り3機にまで数を減らしていた。
さて、このまま見ていても結果は見えているが……今回は味方だというのを印象づけておかないとな。
「全機、そのまま待機だ。恐らくすぐにヒリュウ改やハガネが来るだろうが、決してこちらから攻撃はするなよ」
背後からニーズヘッグの後を追って来ている各機へと通信を送り、サイバスターの近くにいるグリモアへと狙いを付ける。
「T.T.キャノン、発射!」
その声と共に放たれるビーム。そのビームは念動力により軌道を曲げ、盾の隙間を縫うかのようにグリモアの機体を貫いて行く。
「アヤ!?」
ビームが曲がるというその軌道に見覚えがあったのだろう。マサキの驚愕した声が周囲へと響いて、サイバスターが空中に浮かんでいるニーズヘッグへと視線を向けるのが確認出来た。同時に、残り2機の修羅神もダイゼンガーとヤルダバオトによって撃破される。
「アヤ……じゃない? それにあの機体は見たこともねぇ。誰だ?」
「マサキ、その新型機だけではない。後ろを見ろ」
ゼンガーの声が周囲へと響く。そして再び上がるマサキの驚愕の声。
「ヒュッケバインMk-UにヒュッケバインMk-Vだと!? それにアシュセイヴァーにエルアインス。ヴァイスセイヴァー、ラピエサージュ……シャドウミラーか!?」
「正解だ、マサキ・アンドー」
笑みを浮かべつつ拍手をして、オープンチャンネルで通信を送る。
「ヘルゲート以来だな。元気に……」
「手前っ! アクセル・アルマー! ヒュッケバインMk-Uはともかく、MK-Vの方はなんで手前等が持っている!? それはオルレアン研究所から盗まれた機体だぞ!」
「……してたようだな」
こちらを見た途端のその台詞に、思わず苦笑を浮かべながら言葉を続ける。
「一応ヘルゲートでの約束に関してはあれ以降は敵対しないという約束だったからな。こちらの都合で多少騒ぎを起こしたのは事実だが、それはヘルゲート戦の前だ。約束に関しては反していないぞ」
「手前……そんなふざけた言い訳が通じると……」
「
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