暁 〜小説投稿サイト〜
真剣で英雄(えいゆう)と恋しなさい!
7・交流、決闘2
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を利用、返される小手に逆らわずに一回転、着地と同時に捕まれていない左手で振り向きながら一閃。
 それを手を離し半歩下がって避けようとする元だが、予想より長い振りぬきに、瞬時にもう半歩下がる…刃を潰した刀と制服が少しだが擦れ、シュッと音を立て。
 再びお互いに距離を取り合う。

 「そこまでっ!、時間じゃ」

 其処に掛かる鉄心の掛け声。

 「…時間切れか」

 「そうみたいだ、決着がつかず残念のような、嬉しいような…義経は複雑な思いだ」

 その声に、気を沈め、お互いに一礼。

 「ま、又今度だな」

 「うん、そうしよう流石に義経も疲れた」

 そういってお互い笑いあっていると

 「義経もまだいたか?」

 弁慶が校舎から出てくる所だった。

 「決闘が予想以上に早くおわったんで、元君としていたんだ」

 弁慶に義経が答え。

 「結果は?」

 「引き分け、時間切れだな」

 弁慶の再びの問いに元が答える。

 「へー、元は籠手とかあるとはいえ、無手だろう、やるね」

 「お褒めの言葉感謝、っと」

 弁慶に苦笑で答える元。

 「とはいえ、そろそろ帰らないとまずい時間だな」

 「そんな時間か?…あぁ、ほんとだ、急いで帰ろう弁慶、元君」

 「そうだね。それじゃいこうか」

 元が時計を見つついえば、義経、弁慶も時間を確認し歩き出す。
 義経たちの生活のことや元の修行のこと、与一の話しなどをしながら大扇島手前まで、二人を送る…二人は別に良いといっていたが、念のためと押し切った。
 二人を見送り、駆け出す元。

 「(てか、最後…義経は柄の先を持って間合いを伸ばしたのか、反応できたのが奇跡だな、もっと修行しねーとな)」

 そんな事を考え、川神を疾走するのであった。
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というわけで、此処らへんから風間ファミリーが居ない時にどうしていたか、とかのオリ話が増えていくとおもいます。
戦闘シーンは頭で想像しつつがんばってますが、わかりづらかったら申しわけありません。

PS.
先日の日曜に引越ししたんで、火曜は更新できませんでしたorz

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