7・交流、決闘2
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「大和任すっ」
「ちょ、あーもう」
近づいてきた与一が、なにやら呟いているので、大和に任せつつ
「ほい、大丈夫か義経?」
「元君ありがとう、義経は大いに感激した」
そんな事を言っていると、与一が突然走り出して学校へ向かっていく。
その間にモロが警察に連絡をいれているようだ。
「油断大敵だな、道の反対側に鞄とかは持った方が良いぞ」
「すまない、義経は猛省する…よし、猛省した、今度は大丈夫だ」
元が差し出した鞄を受け取り、目を瞑ってしばし、義経が微笑む。
「ああいう所がかわいいんだよねぇ、主は」
「確かに可愛いなぁ、義経ちゃん」
脇では弁慶と百代が意気投合し
「警察に連絡しといたから直ぐ来ると思うよ」
「疾風号があれば、逃げられてもおいつけたんだけどなー」
「速さじゃ、かなわねぇな、パワーならまけねーけど」
モロ、キャップ、ガクトが言い
「でもよかったわ、荷物が無事で」
「はい、あのバイク強化されていたのか手加減したとはいえ切れませんでしたし」
「それをあの距離から、一発で撃ちぬいたね…」
「与一も大した腕前だな」
ワン子、まゆっち、京、クリスが続ける。
「って、そろそろ時間がやばいぞ学校行かないと」
時間に気付いた大和が皆を促し、皆(元以外の風間ファミリー+弁慶)が学校へ歩き出す。
「元君はすごいな、あの速さで反応できるとは」
「あー…あの男が範囲に入ったからな」
「範囲?」
「…んー、まぁ良くない感じを受けたって事だ、偶に無いか?」
「あるかもしれない、ともあれもう一度…ありがとう、元君」
「いいって、友達が困ったら助けるのは当たり前だし」
「そうか、て…待ってくれ弁慶、元君、おいていかれてる」
「ちょ、お前ら白状だぞ」
追いかけながらかけるそんな声に
「はっ、リア充にかける情けはねーな」
とガクトが答える。
その後は歩きながら、天下五弓についての話題等で盛り上がった。
3時間目が終わり休み時間、皆は既に空腹を訴えている、クマちゃんは空腹の余りシャーペンをかじってしまっていたが、大和がパンを渡し何か受け取っていた。
で、その後は何も無く昼休み、大和が屋上の隠れスポットへ向かったので元はいつもどおり学食へ、義経、弁慶と遭遇したので一緒に食事を取り、時間は過ぎて放課後。
「今日も義経は決闘か……だめっぽいな、相手が全然もってない」
校庭に出ると義経が決闘をしているのだが、初日以上に早く勝負が決まっていき、30分ほどで全員終わり、ギャラリーも散って行く。
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