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真剣で英雄(えいゆう)と恋しなさい!
7・交流、決闘2
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れに笑顔を返す百代。
 スイスイ号で走りだすのを見送り

 「…文学少女の割りに、動きに無駄がないな」

 と、呟く元

 「うん、凄い身のこなしだった」

 「あの動きは尋常じゃないわね」

 と、京、ワン子

 「あれで運動神経いいんだよな、清楚ちゃん」

 と百代

 「素敵だと思うけど…謎もおおいね」

 と大和が呟くと

 「年上は私がダロー、うやまえばもっと可愛がってやるぞ」

 と絡む百代。
 そんな事をしていると後ろから声が掛かる。

 「本当に仲がいいのだな、元君達は」

 「はぁ、今日も朝からおいし」

 義経が微笑み、弁慶は川神水を飲んでいるようだ。

 「おはようさん、義経」

 「おはよう、元君」

 お互い挨拶し

 「行きは徒歩なのか、俺たちと一緒だ」

 とキャップ

 「車で送迎の時はあるけど、今日は歩き」

 弁慶がそれに答える。
 ガクトやモロも雑談交じりに、何かあったら力を貸すとか、盗撮とかに気をつけてとか言っている。
 ちなみい、与一は後を一人ゆっくりと歩いて来ている。

 「あぁ…なんか、懐かしいような光景だな大和」

 「言わないでくれ元、おれのMP(羞恥心)はもう0だ」

 元のからかいに大和が苦笑。
 そうして、学校に向かい歩き出そうとした瞬間…バイクに乗った男が突進してきて

 「いっただきー!」

 といいながら、義経が脇に挟んでいた鞄を奪い取る。
 次の瞬間、動きは二つ…

 居合い抜きで放たれたまゆっちの刀…早すぎて、百代、京以外にはファミリーでは見えなかった…がバイクを切ろうとするが、弾かれる…が、其れで少し男が揺れる。
 居合い抜きが放たれると同時、こちらも反射的に伸ばした手…これもまゆっちの刀とほぼ同速…で男の襟首を掴み…細身とは思えないほどの力で、後に引っこ抜いたのは元だ。
 運転手を失ったバイクはそのまま、真っ直ぐすすむ…あのままだと危ないと皆が思った瞬間、後方から一矢、其れでバイクが貫かれ転倒、地面を擦りながら停止する…どうやら後に居た与一が狙撃したらしい。。

 引っこ抜かれた男は、空中に浮いた所を元が脚を腕で払い、一回転…すとんと、地面に落ちたかと思うと、するっと首に回される腕、そしてきゅっと擬音がしそうな感じに元が腕に力を込めると、こてんとひったくりの頭が下がる。

 「ふぅ、人の物を取っちゃいけないって教えられたろ?」

 男をおとし、鞄を取り上げた元が立ち上がる。

 「てか、気絶…だよな?」

 「結構出来そうだったから、一寸強めに締めたけどな」

 その元に大和がといかけ、元が答える。

 「そいつ、組織の人間か?」

 
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