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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-32 what the girls felt
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当然ヴォルケンリッターやはやて、アミタ、キリエのフローリアン姉妹も聞いていた。
フローリアン姉妹は、特にこれといった反応を見せなかった。なのはたちの声を片耳に入れつつも、燐夜とシステムU−Dの戦いの行く末を心配そうに見守っていた。
ヴォルケンリッター。
彼女らはずっと戦いにつきものである流れ弾の処理をしていた。シグナム、ヴィータ、ザフィーラが弾いて、後ろからシャマルが支援するという手馴れているフォーメーションでもう数十分は同じ状態が続いていた。ヴィータあたりが騒ぎ出しそうだが、処理に追われているため時間の経過も忘れているようだった。だが、そんなヴィータが急に空中に止まった。
流れ弾を今まで処理していたのに、急に止まるとそのあたりだけ弾くことが出来ずに素通りしてなのはたちに襲い掛かる。シグナムやザフィーラは、自分の持ち場を守るので精一杯だ。間に合うのは、シャマル、フローリアン姉妹、なのは、フェイトの五人だが、なのはとフェイトは迫りくる魔法弾に気付けない。フローリアン姉妹は、一度交戦して撃墜しているため体やデバイスが限界を迎えつつあった。なのはのディバインバスターに匹敵する威力をそう何度も凌ぐことは不可能だった。ちなみにはやてだが、蓄積型デバイスに相殺させる魔法は載ってないこともないのだが、如何せん詠唱が長い。飛翔魔法で飛んでいるときと同等の速度で迫る魔法弾を落とすことはできない。
そうなってくると、もう対処できるのはシャマルしか残っていない。しかし、シャマルも前陣で対処に追われている三人と違ってパワーヒッターではない。したがって、真っ向から向かうのは不可能に近い。
「…………くっ! ええいっ!!」
シャマルは意を決して迫りくる魔法弾に向かってシールドを張った。しかし、それは真っ向からぶつかり合うシールドの張り方ではなく、少し角度を変えて少しでもいなして伝わる衝撃などを逃そうとしている。果たしてそれが成功するか――――。
結果は成功した。何とか逸らすことに成功し、魔法弾はあらぬ方向に飛んでいった。管理局によって広域結界が張られ、維持されているが、それに衝突し、僅かに拮抗して打ち消された。
「シャマルっ! 大丈夫か!?」
「えっ、ええ。何とかといったところよ。こっちは大丈夫、自分のところに専念して!!」
「そうはいかないな……ザフィーラっ!! 厳しいが、いったん任せていいか!?」
「心得た!! ……
鋼の軛
(
はがねのくびき
)
っ!」
シグナムは場を心苦しいがザフィーラに一任し、宙にただ浮かぶだけのヴィータのもとへと向かう。
「ヴィータァ!! お前何をしている!」
「何って……シグナムは、あんなこと聞いて悲しくならないのかよっ、もう限界なんだよっ……あたしは、あたしは……っ! ……悪かった、
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