降臨する魔王その三
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キリトサイド
アスナが自殺しないようになど・・・俺が浅はかだったんだ。彼女との思いでを胸に、俺も同じ場所へ行こう・・・
「・・・」
一歩、二歩と不格好に前進する。ヒースクリフは盾で俺が握っていたアスナの細剣を苦もなく弾き飛ばすと、右の長剣を無造作に突き立てようとした。
何してやがる、バカ野郎!
そんな声が、聞こえた。
「え・・・?」
クラディールが俺を蹴り飛ばし、ヒースクリフと相打ちになっていた。だが、奴のHPはゼロになっていない、ごく僅かに残っている。
「さすがはクラディール君だな・・・」
剣は、やっと俺を貫いた。一体何なんだこれは?システムが良しと言えば生き、システムが死ねと言えば死ぬ・・・そうは行くものか、まだ俺は生きている!
「うぉぉぉぉ!」
俺は抗がった。システムに、絶対神に。体中を痛みが襲うが、構うものか、クラインやエギル達全プレイヤーの為に、クラディールの為に、そして何よりアスナの為に。
これで・・・いいかい・・・?
「キリトーッ!」
この日、俺の勝利によって、ソードアートオンラインはクリアされた。
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