本編 第一部
三章 「戦火の暗殺者」
第十八話「友恵、参戦!」
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金の縦長のアタッシュケースを出した。数字を合わせてロックを外すと、ケースは、勢いよくバネ仕掛けで開いた、そこには黒塗りの鞘に納まった、橙色と蒼色の染め絹の紐で結ってある柄に菊の御紋の鍔の上等な日本刀がおさまっていた。友恵は、姿勢をよくして、日本刀を取り出すと柄の刀の留め金を確認してから、すらりと一度、抜刀して、刀身を見て、そして静かに鞘におさめ、立ち上がって言った。
「おまたせしました。いつでもいけますよ。清秋晩年の入魂の一刀、波影の太刀。わたしと同様、もう心は決まったようでざわめきも治まっています」
「じゃあ、行こう!くれぐれも細心の注意を払って!」
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