第1部 SAO
6話 依頼
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みたいで、あちこちから声をかけられていた
それを、丁寧に断っていく
「人気者だね」
「いえ......たいていは、マスコット的で呼ばれるだけです」
途中、シリカちゃんがいたパーティに出会った
その中のロザリアさんって言う人が妙にシリカちゃんにいじわるを言っていたので
僕達が間に入り、なんとかその場は収まった
「どうして、あんな事言うんだろう......」
「シリカはSAOをやる前にMMOは?」
「いえ......」
「なら、覚えておいたほうがいい。こういう世界に来るとああいう奴がいるんだよ。
自分勝手な奴とかな......だけど、この世界はそんな世界とは違う......
殺人や盗みをする奴が多すぎる......」
「キリトさん......」
「俺だってそうだ........」
兄さんの顔は苦痛で悲しそうだった
「キリトさんはいい人です!私を助けてくれました」
兄さんは笑って
「ありがとう、シリカ......俺が励まされちゃったな....」
その時、シリカちゃんは顔が赤くなっていた......
そんなシリカちゃんを兄さんは不思議そうに見ていた
僕は.......『鈍感すぎだよ......兄さん.....』と思っていた
宿屋に入ると僕達とシリカちゃんはそれぞれの部屋に入っていた
「あの人だよね?」
「ああ。明日、何かが起こらなければいいが.....」
その時ノックが聞こえた
「どうぞ」
そして、入ってきたのがシリカちゃんだった
「どうしたの?シリカちゃん」
「あ、あの.....47層の事、聞いておきたいと思って....」
「じゃあ、下に行く?」
「いえ......大切な事ですし誰かに聞かれたらまずいんじゃ......」
「まあ、ここでもいいか」
兄さんはあるものを取り出す
「それは?」
「ミラージュスフィア」
兄さんはそれをタッチし
層の説明をする
しばらくたった頃だろうか、ふいに人の気配を感じた
兄さんも同じだったらしく口に指を当て、シリカちゃんを静かにさせて、ドアに近づいていた
そして
「誰だ!」
勢いよくドアを開け放つと人影が見えた
「今のは?」
「盗み聞きだな」
「え?でも、ここは....」
「聞き耳スキルを上げていれば話は別だ......もっとも、そんな奴はほとんどいないがな」
そういうと、兄さんはメッセージを打ち始める
打ち終わってベッドのほうを見ると、シリカちゃんが寝ていた
「兄さん......」
「部屋に送るのは無理だしな......このままでいいんじゃないか?」
「でも、どこで寝るの?」
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