スーパーロボット大戦OG外伝
0542話
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無くて何よりよ」
機体の爆発や攻撃の影響で多少の損傷を受けている建物はあるが、街全体で見ると殆ど無傷と言ってもいいような状態だろう。その様子を見ながら、小さく頷く。
「マリュー、近くにいる連邦軍基地に連絡を取ってくれ。あいつ等を引き渡す」
「イスルギ重工の方に確認を取らなくてもいいの?」
「構わないだろう。向こうがその気なら、こっちに依頼をする時に何らかの伝言は残していく筈だしな」
「まぁ、アクセルがそう言うのなら私としては構わないわ。……連邦軍の方に連絡を」
「了解しました」
量産型Wがマリューの命令に頷き、素早く連邦軍基地へと通信を繋げるのを見ながら俺は帰還してくる連中を迎えるべく格納庫へと向かうのだった。
「で、どうだった?」
そんな曖昧な俺の質問に、最初に答えたのはムウだった。
「そうだな、ソードブレイカーとか言ったか? ガンバレルと似たような感じだが、操作性に関してはこっちの方がかなり上だな。あっちと比べてもこっちの方が数は多いが、余裕があった」
満足そうに呟くムウ。まぁ、技術的な問題もあるのだろうが、ある程度はコンピュータの方で調整してくれるからこそだろう。これがT-LINK対応型になると、全てをパイロットが処理しなきゃいけないので相当の負担になるんだが。
続いて満足そうに頷いたのはイザーク。
「俺の方も特に問題は無い。いや、むしろかなり使いやすい機体に感じたな。動力炉を交換したと聞いてはいるが、それ程不便な感じはしないしな」
まぁ、SEED世界でもバランス型と言うか汎用型の機体であるデュエルに乗っていたイザークだ。その設計思想から考えれば、ある意味似ている所があるだけに同じ感覚で操縦出来るのだろう。そもそもヒュッケバインMK-Vはコアトルーパーシステムが採用されているので、オプション装備であるAMを新規に開発するのもいずれは視野に入れる必要があるかもしれない。
イザークの言葉に頷きながら視線をムラタへと移す。
「こちらも問題は無い。ただ、やはりガーリオンから特機への乗り換えだからな。その辺の挙動でまだちょっと手間取っている感じだ。今まで刀を扱ってきた為に五大剣に関してもだが」
ふむ、ムラタの方はまだちょっと訓練が必要か。AMから特機の乗り換えだから、しょうがないと言えばしょうがないんだけどな。
続けてオウカへ。
「私は問題ありません。向こうにいた時からずっと乗っていた機体ですし」
「だろうな。お前に関しては心配していなかったよ」
その言葉を聞くと、何故か赤くなるオウカ。
「それ程に信頼して貰って嬉しい限りです。これからもアクセルさんの期待に背かないように頑張らせてもらいますね」
「ああ、頑張ってくれ」
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