暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos16彼らもまた主が為に決意する〜Auswahl der Evolution〜
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ちを守りきれなかったこと、私たちの信頼に応えられなかったことが。

『シャルちゃん。私はお願いするよ、カートリッジシステムの搭載を。バスターちゃんとお話しするためにはまず、並ばないといけないから』

お話しするためにもし戦うことが必要になっちゃったりしたら、今のままじゃ絶対に何も出来ないで逃げられちゃうし。

『判った。フェイトはどうする?』

『・・・私も、お願いする』

『ん、判った。じゃあ早速連絡を取るから、手元に帰ってくるまでもう少し待っててね』

シャルちゃんとの通信が切れる。ずっと黙って通信が終わるのを待っていてくれたアリサちゃんに「シャルはなんて?」そう訊かれたから、“レイジングハート”と“バルディッシュ”に、アリサちゃんの“フレイムアイズ”や守護騎士の人たちが持ってるデバイスのようなカートリッジシステムを組み込むことを伝えた。

「シャルちゃんは、カートリッジシステムって扱いが難しい、って言ってたけど。そうなのアリサちゃん?」

「え?・・・えーと、あたしは始めからカートリッジシステムを使ってたから気にはなんないわ。まぁでも、カートリッジをロードした直後は魔力がドカンと膨れ上がるから、意識しておかないと振り回されるかも知んないわね」

アリサちゃんから役立つアドバイスをもらうことが出来た。なるほど。カートリッジの使用直後は意識しておかないと振り回されちゃうんだね。覚えておかないと。

「なのはちゃん、アリサちゃん。私のスノーホワイトにはカートリッジシステムが搭載できないからなのはちゃん達のように前で戦えないけど、その分パワーアップしたスノーホワイトと私で精いっぱい補助するからね♪」

「うんっ」「ええ」

私たちは手を重ね合って「頑張ろう、オー!」気合いを入れた。
そうして私たちは通学を終えて、教室に。教室に入るとざわざわと少しざわついているのが気になったからみんなの会話に耳を澄ませてみると、このクラスに転入生が来る、っていう話題でざわついているみたいだった。

「フェイトちゃん達のことだね」

「みんな、どんな反応するだろうね、アリシアちゃんを見て」

「飛び級!?とか、え、そっちが姉!?とか、あとやっぱり、可愛い!とか、じゃない?」

見た目は小学1年生くらいだけど、仮死状態だった時間を合わせるとその年齢は31歳。でも精神年齢は外見相応な不思議ちゃん(シャルちゃん談)。そんなざわつく教室の中で真実を知ってる私たちは、何も知らないクラスメイトが転入生に期待を膨らませているのを微笑ましく見守る。

「はーい、みんな席に着いてね〜」

担任の道俣(みちまた)先生が入って来て、教室の所々でお話ししていたクラスメイトが席に着いていく。みんなそわそわしながら教室の前の入り口を
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