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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第293話】
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受けています」
……報告って、まさかのほほんさんからかな?
……ていうか、のほほんさんしか思い当たらないが。
「だ、だけど箒は俺が――」
「その結果、キミ自身が一人の女の子の気持ちを変えさせたのよ。 ……心当たり、あるでしょ? ないって言うなら馬鹿確定。 知っていてそれを行っていたとしたら馬鹿丸出し……ね」
楯無さんが言ってるのってもしかして――。
「……別に、誰の気持ちも変化させてないと思いますが?」
まるで心当たりが無いといった感じに答える一夏に、楯無さんは可哀想な目で一夏を一瞥――。
「気付いてない以上、馬鹿確定ね。 ……多分、近々その子から何か言われると思うから、キミ自身覚悟はしてなさい」
「……はぁ」
本当に誰の事かが分かって無いように見受けられる一夏。
……てか、楯無さんの情報網の凄さにビビるな。
……楯無さんが言ってるあの子って、多分――。
「ともかく、キミはあまり箒ちゃんを甘やかさない事。 箒ちゃんも、織斑君に依存しすぎない様に、良いわね? 良くなくても、そうしてもらわないとあなた達がダメになるだけです」
何をどう明確にダメになるかを言わない辺りは、意図として自分達に気づいてもらいたいっていう楯無さんなりの気遣いだと思う。
勿論、これは俺自身の勝手な見解であって、楯無さん自身の考えは俺には分からない。
「……とりあえず、この話はここまでとして箒ちゃん? 貴女自身の技術向上の為にも、ヒルト君と織斑君の二人とは別々だけど私がコーチを引き受けようと思うのだけどどうかしら?」
「わ、たし……は……」
言葉を濁す篠ノ之に、瞼を閉じてゆっくり口を開く楯無さん。
「その気があるなら、明日第三アリーナに午後の四時までに来なさい。 お姉さん、待ってるから」
「…………」
返事は無いが、言いたい事を言った楯無さんは次に一夏へと視線を移す。
「織斑君。 訓練が厳しいのは分かります。 ……だけど、それはキミ自身がこれまでの訓練に甘えてきた結果です。 ……現に、ヒルト君は根をあげなかったでしょ?」
「で、でもヒルトは四月からやってて慣れて――」
「えぇ。 それは当初からヒルト君が自分で決めた選択。 楽なオート操作を選べた筈なのに、選ばなかったのはヒルト君の意思の強さよ」
……端から聞くと、何ともこそばゆい感覚に襲われるな……。
「楯無さん。 俺の話は良いですからとりあえず進めましょう?」
「……もぅ。 キミは謙遜し過ぎ。 ……まあ良いわ。 ……ともかく、これから先はもっと厳しくなります。 ……お姉さんに弱いと言われたこと、
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