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FAIRY TAIL 真魂の鼠
第二十四話 自分自身
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闇ギルド、赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)を討伐する事に成功した私達最強チーム。体は傷だらけだけど、皆笑っていた。



ナノハナの街へ行って、アレクさんに依頼達成の報告をして報酬の40万Jを受け取った。これで今月の家賃が払える〜♪

ハ「ルーシィ、目が¥になってるよ。」

ル「うるさいわねぇ。嬉しいんだから仕方ないじゃない。」

グ「嬉しいのと目が¥になるのは関係ねぇと思うけどな・・・」

いちいちそこは触れなくて良いのよ。アレクさんは、私達に報酬を渡してから評議院に連絡をして、赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)の魔道士は一人残らず連行されたの。

エ「まず、赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)は間違いなく二度目の解散命令を出されるだろうな。」

そりゃそうよね。数え切れないくらいの人の命を殺めたんだから。納得のいく罰を受けてもらわなくっちゃ、私達も気が済まないもの。

ナノハナの街の人達は、連行される赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)の魔道士達の後ろ姿を見届けながら大粒の嬉し涙を流していた。三年間も苦しめられたんだもの。解放された気持ちがどれだけ嬉しいか、私達妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士には分かる。

ナ「さぁ〜て、依頼も達成したし、報酬も貰ったし、さっさとギルドに帰ろうぜ。」

ハ「あい!おいらお腹ペコペコだよぉ〜。」

シャ「って言いながら魚持ってるじゃない。」

常に持ち歩いているなら食べなさいよ。

ウェ「日も沈んできましたしね。」

上を見上げると、いつの間にか空はオレンジ色に染まっていた。まるで『マヤ』の髪と瞳の色ね。

エ「よしっ!ギルドに帰るぞ。」

ナ「おう!」

ハ「あいさー!」

ナノハナの街の駅に向かって、大量のスーツケースを積んだ荷車をゴロゴロと引きながら歩くエルザを先頭に、頭の後ろで腕を組みながら歩くナツと、魚を抱えたハッピーが続き、シャルルを抱いたウェンディ、ズボンのポケットに手を突っ込んでいるグレイ、鼻歌を歌いながら歩く私、その後ろをシンが・・・って、

ル「シン?」

後ろに人の気配を感じないから振り向くと、シンは私達に背を向けて評議院に連行されていく赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)の魔道士の事を静かに見つめていた。

ル「シン、どうしたのよ?もう皆駅に行っちゃったわよ。」

私はくるっと方向転換してシンに駆け寄って声を掛ける。が、シンは私に見向きもせずにただ静かに連行される赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)の魔道士から目を逸らさなかった。

ル「ねぇ、ちょっとシン、聞いてるの?てか、聞こえてる?」

シ「えっ?あ、何?」

シンはようやく気づいたのか、やっと私の方を振
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