暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
サヨナラじゃなくてアリガトウとキミは 〜Testament〜
[15/16]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ね。
――シャルちゃん――
はやて。
すごく頑張り屋な子。それは良いところでもあるけど、無茶はダメだよ? 頼れる家族、友達がいるんだから、独りで背負おうとしないでね。これからもなのは達を支えてあげて。あの子たちもまた無茶するから。
――シャル――
フェイト。
フェイトには、ルシルのことをお願いするよ。この世界に残ることで、ルシルはきっと今まで以上の無茶を平気でするようになるはずだから、そこを適度に止めてあげて。だからと言って、自分も無茶はしないように。
蒼の極光が背後に迫る。
――シャル――
ユーノ。
この世界で、2番目に私の友達になってくれた。そんなあなたといろいろ話が出来て面白かった。あーそれと、なのはのことは諦めたらダメだよ? なかなかお似合いなんだしね。なのはは激しく鈍いけど、そこは頑張り次第だよ。
――シャルちゃん――
「なの、は・・・なのは・・・なのは!」
なのは。
私の一番の友達――ううん、大親友だね。思えば全てはあなたとの出会いが始まりだった。一緒に過ごしてきて、私はすごくすごくすごく楽しかった。ヴィヴィオとこれからも仲良くね。無茶だけはしないでね。困った時は友達を頼ってね。私は願ってるよ。そんななのは達の幸せを。
「忘れないって約束してくれて嬉しかった」
楽しかった10年をありがとう。
「みんなのこと、絶対に忘れないよ」
友達になってくれてありがとう。
「だから、私は笑って行ける」
素敵な思い出をありがとう。
「大好きだよ、みんな!」
幸せをくれたみんなにありがとう。
「うん。さよならじゃなくて・・・」
だから、私のいま一番の想いを告げて、この世界を去るよ。
「ありがとう!」
最高の笑みをつくる。
「契約執行・・・完了っ♪」
――
界律の守護神
(
テスタメント
)
・白き第三の力・剣戟の極致に至りし者
3rdテスタメント・シャルロッテ・フライハイト
10年という、彼女からしてみれば永遠の中での一瞬の契約が今、終わった
彼女の輪郭が崩れ、その姿が
桜の花弁
(
キルシュブリューテ
)
の如く舞い散った
彼女は“神意の玉座”へと帰還した。それはとても可憐な笑みを浮かべたままで――
†††Sideルシリオン†††
「ありがとう、シャル」
シャルとの
契約
(
メンタルリンク
)
で生まれた
契約証
(
ライン
)
が切れた。それが示すのは、この世界からシャルがいなくなったということだ。彼女は還った。“神意の玉座”へと。走馬灯のように彼女との思い出が脳裏を過ぎり去っていく。
「テルミナスの消滅を確認。お疲れさまでした、ルシリオン様」
「ああ。マリアも。あのテルミナスに勝て
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ