暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
彼女の想い、彼の思い〜I Love You〜
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わりに直結する。

「そのあとは? 戦いの後、シャルちゃんとルシル君はどうなるの?」

真っすぐと私とルシルを見るなのは。そしてみんなも逸らしていた視線を私たちに向ける。その視線には恐怖も憐憫も無かった。ただひたすらに真っ直ぐな視線。

「消える。消えるんだよ、なのは。役目を終えた守護神は用済みとして消される。当然だ。強大な力を残せば、それだけで争いの種となるのだから。世界が争いを、滅びを回避するために呼んだ守護神が、争いや滅びの種になっては本末転倒。そうなる前に、役目が終わると同時に邪魔“物”として排除される。だから消える」

「消え・・・る・・・?」

「フェイト・・・」

ボソッと呟くようにフェイトがそう漏らした。それを横から心配そうに声を掛けるのはアルフ。フェイトの使い魔で家族、ルシルとも共に過ごした子。

「ルシルとシャル・・・、いなくなるの・・・?」

「そうだ。今日でお別れだ、フェイト」

「っ!」

あそこまで絶望したフェイトの顔を見たことがない。さっきまでの記憶を見ていた時以上に酷い顔だ。

『ルシル、あなた・・・!』

『この方が・・・フェイトのためだ』

『ルシル・・・!』

重すぎる空気がさらにこの場を沈黙させる。フェイトは俯いて、アルフやエリオ達は何て声を掛ければいいのか判らないという様子で戸惑っている。シグナムとヴィータとザフィーラは腕を組んで、ただ目を瞑って座っている。
シャマルとリインとキャロはまだ小さく嗚咽を漏らしているし。ごめん、嫌なもの見たよね。スバルとティアナ、ギンガからも嗚咽が聞こえる。ホントにごめんね、ごめんね。クロノとユーノは、テーブルに置かれた再誕神話の表紙の上で握り拳を固めてる。
何を考えているのかは判らないけど、出来れば嫌わないでくれたらいいな。モニターに映るリンディさんと騎士カリムもまた意気消沈といった様子。

「そういうわけだ。みんな、今まで世話になったな」

「ちょっ、ルシル!」

ルシルが短くそう言って、その姿を消した。位相転移だ。歩いて去るなんていう人間の行動じゃなくて、わざわざ守護神としての力を使って食堂(ココ)から消えた。

(これは完全に守護神として事を全うするつもりだ。ここに残るなんていう選択肢を全く持っていない)

思っていた以上に難しいかもしれない。

「なぁ、フライハイト。聞きてぇんだけどさ。ちょっといいか?」

「え? あ、な、なに?」

組んでいた腕を解いて、顔を上げたヴィータ。シグナムも同じように腕を解いて、私を見てきた。

「フライハイト、お前がテスタメントになった理由は判ったんだけどさ。仲間と故郷を護るためにテスタメントになったという事が。でも、セインテストは? アイツはどうし
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