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線路は続くよ
第一章
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ている友達に笑ってこんなことを言った。
「僕さ、こうして電車に乗っているだけで」
「どうなんだよ」
「何か楽しいんだね」
「鉄道マニアか?」
「そうかもね、子供の頃からね」
「線路好きなんだな」
「うん、ずっとね」
 こう話した、彼に。
「幼稚園に入る前からね」
「それはまた本物だな」
「そうだろうね」
「じゃあ高校か大学出たらな」
 つまりだ、就職はというのだ。
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