第三章
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「イケメン俳優でも性格悪いって話が出たら人気落ちるよな」
「だよな、後輩いびりとかする奴な」
「浮気していじめして人気落ちたロックシンガーとかいたな」
こうした歌手も実際にいる。
「俺達も綺麗でも性格悪い女嫌だしな」
「だよな、一緒にいたくないよな」
「顔がよくても性格が悪いとな」
「円書するぜ」
「そういうことよ」
まさにと返す女の子達だった。
「河原崎君は顔とかルックスよりもずっと性格がいいからよ」
「頭よりもね」
「あんな性格のいい子滅多にいないから」
「だから私もプレゼントするの」
「しかもね」
ここでだ、女の子達はもう一つ重要なことを言った。性格に関することであるが。
「彼絶対にお返ししてくれるからね」
「律儀だからね」
このよさもだ、彼は持っているのだ。
「チョコレートにはマシュマロ」
「そうしたことも忘れないからよ」
「だから私達もね」
「チョコレートあげるのよ」
「しかも下心なしで」
このことも重要であることは言うまでもない。
「結構いるからね、下心見え見えって」
「そうそう、私達でもそうだけれど」
「プレゼントしますから付き合ってね、っていうの」
「好感度アップ狙ってるとか」
「いるからね」
男女共にだ。
「恋愛育成ゲームみたいにね」
「まあそれはありだけれど」
「それでもなのよね」
「露骨だとね」
「あまりね」
「けれど河原崎君そういうこともないから」
それもまた彼のいいところだというのだ。
「打算計算なしでお返ししてくれるから」
「そういうのがいいのよね」
「好感度さらにアップよね」
「見返りを一切求めないことも」
「そういうことが態度に出てるのよね」
「何かな、そういうの聞くとな」
「そうだよな」
男連中は女の子達の話す順一郎の話を聞いていてわかった、さらに。
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