えっと・・・打楽器奏者召喚・・・です
歌い手、朝から驚くpart1
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ある朝、目を覚ました僕は自分の両側に違和感を感じた。
あまり朝は強いほうではないので半分以上寝惚けながら右側を見ると、そこでは裸のユイちゃんが寝ていた。
「・・・」
そのまま左側を見ると、そこでは裸のラッテンさんが寝ていた。
「・・・・・・」
少しボーっとして、もう一度両側を見て、
「・・・・・・・・・ええええええ!?」
一瞬の間をおいて、ようやく、現状を理解した。
もちろん、二人を起こすわけにもいかないので音響操作を使って聞こえないようにしている。
さて、まずはこの状況からどうにかして抜け出さないと。いつまで冷静でいられるか分かったもんじゃない。
今だって、驚きが一周したおかげで冷静でいられているという危うい状態なんだから。
「・・・二人がしっかりとくっついてるわけじゃないのは、助かったかな・・・」
どうにか二人の体に触れないようにしながら腕を抜いて(それでも、何度か当たってしまい、そのたびにただでさえ赤い顔がさらに赤くなっていたと思う)、立ち上がってベッドから降りる。
音だけは立てないように、常に音響操作を発動させながら歩き、ドアを開いて部屋を出て、ようやく一息つく。
「ふぅ・・・助かった・・・」
「どうしたんスか、奏さん?」
「うわ!?」
急にレヴィちゃんに声をかけられ、大声を上げてしまう。
二人は起きてないかな・・・大丈夫、中から起きたような音は聞こえてこない。
安心してレヴィちゃんの方を見ると、そこには和風メイドの格好をしたレヴィちゃんがいた。
「あの、さ・・・なんでレヴィちゃんはいつもその格好なの?」
「いやぁ、これなら隷属してるってはっきり分かるじゃないっスか。あ、それとも、ユイさんやラッテンさんが着ているようなものの方がよかったっスか?」
「いえ、それは似合ってると思うのでいいですけど、別にパッと見でわかる必要はないんじゃ・・・」
「それに、面白いっスから」
こうはっきりと言われると、もういいや、と思えてしまう。
この辺り、僕も慣れてきちゃってるんだよね・・・間違いなく。
「それで、何があったんスか?まるで、朝起きたら裸の美女と美少女に挟まれていた、みたいな顔してるっスけど」
「絶対に知ってていってますよね、貴女!」
この表情は間違いない。僕を弄って楽しんでる顔だ。
「まあ、そうっスね。なんせ、自分もあの二人みたいに寝ていたっスから。奏さんのベッドで」
「・・・嘘ですよね?」
「あらら、さすがにバレたっスか」
「それは、まあ」
なんとなく、この人は簡単にそんな格好にならない人だと思う。
「まあ、実際のところは自分は服を着て、っスよ。同じベッドにいたのは事
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