えっと・・・打楽器奏者召喚・・・です
歌い手、朝から驚くpart1
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実っスね」
「・・・感覚が麻痺してるんでしょうか、それくらいなら、と思って一切慌てない自分がいます」
「そうっスか。なら、次は違う方法でいくとするっスよ」
勘弁してください四割、それもいいなぁ六割。
そう思った自分がいるけど、悟られないようにしないと。
「ま、楽しみにしててくださいっス。自分は、このままユイさんたちを起こしていきたいんスけど、いいっスか?」
「どうぞ。僕は倉庫の中で着替えますから」
そして、レヴィちゃんが僕の部屋に入っていくのを見てから、倉庫で着替えて大広間へと向かう。
♪♪♪
で、大広間にて今後の活動方針を話し合うためにジン君、逆廻君、飛鳥さん、春日部さん、黒ウサギさん、レティシアさん、リリちゃん、そして僕が集まっていた。
「はぁ・・・なんで僕が三番目の席に座ってるんですか?もう少し後ろでいいとおもうんですけど・・・」
ジン君と同じような悩みを漏らした僕に、何人かが反論して来た。
「いえ、奏さんについては、十六夜さんとどちらを次席にするかで話し合いになったほどですから、もっと自信を持ってください」
「いや、なんで?僕、何度も言ってるけど、ただの歌い手だよ?」
「いえ、そうでもないのですよ」
そう言いながら黒ウサギさんは、コミュニティの帳簿といくつかの封筒を取り出した。
「このように、現在コミュニティの財政の五割以上は奏さん達宛の依頼の報酬でまかなわれていますし、こちらの封筒は三人宛の依頼です。奏さんのおかげで“ノーネーム”の名前が広がっている部分もありますので、かなり十六夜さんとどちらにするか悩みました」
「ですが、やはりコミュニティの同士を取り戻してくださった十六夜さんだろう、という話に纏りましたので、この席順になりました」
「つまり、オマエの働きは俺と大差ないわけだ。もっと自信を持てよ」
そう言われても・・・実際、ただ歌ってただけだし。
「あ、そうです!奏さんたちには、急ぎでこちらに向かって欲しいのですが」
そう言いながら、黒ウサギさんは先ほどの封筒の中から一枚を抜き取って渡してくる。
その封筒には、“龍角を持つ鷲獅子”連盟より、収穫祭においての依頼、と書かれていた。
中身を要約すると、南側で行われる収穫祭で曲を演奏して欲しい、というものだった。
「向こうは出来る限り早めに来て欲しい、とのことでしたので、今から準備して四人で向かってくださいますか?」
「分かりました。じゃあ、僕はお先に失礼しますね」
そう言いながら、僕は大広間を後にした。
基本、音楽シリーズが纏って動くときには護衛としてレヴィちゃんが付くことになっている。
だから四人な訳だけど・・・この四
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