暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
53話:翠屋好評営業中
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れを言うならなのは達に言ってあげてくださいよ。主にターゲットになったの、あの三人ですし」
「桃子さんも面白いことしますね〜」

そう言いながら、カオルは渡されたコーヒーを一口飲む。

「…うまっ!?」
「そう言ってくれると、こっちとしてもうれしいよ」

そういえば二人とも、翠屋のコーヒー飲むの初か。何故か士郎さんが淹れると、格別おいしくなるんだよな〜。

「因みに、ミルクや砂糖入れても?」
「あはは、別に止めやしないよ」

それを聞いたら、カオルは側にあったミルクを手に取り、少量入れて混ぜる。そして再び一口。

「やっぱりおいしい…下手な喫茶店やスタ○なんかのより、断然おいしい」
「………」

士郎さんのコーヒーを絶賛するカオル。そしてその横で、無言のままコーヒーをすする駆紋。駆紋の方もどうやらお気に召したらしい。

そうこうしていると、着替え室から五人がわらわらとやってきた。

「士君、どうや?」
「ど、どう…かな?」

なのは達と同じメイド服を着たはやて、フェイトの姿があった。しっかり猫耳付き。
そんな慣れない姿が恥ずかしいのか、モジモジしながら俺の返答を待つフェイト。堂々とした態度で笑顔を見せるはやて。

「二人とも似合ってる」
「あ、ありがとう」
「おうきにな」

……ん?なんだ?なんかカオルが俺の肩を叩いてくるぞ?

「どうしたカオル」
「門寺君、カメラ貸してもらっていい?」

カメラだと?お前、俺の相棒を何に使おうというのだ?……まぁわかっているが。

「スカートの中など撮らせんぞ?」
「何を仰るか、門寺君。ギリギリ見えないからこそロマンがあるんだよ?」

こいつ……本当に小四か?

「でもまぁ、写真を撮るってのはいい案だな」
「え、まさか君も…!?」
「普通の集合写真だ。お前と一緒にするな」

そう言って俺は着替え室に置いているいつものカメラを取りに―――

「そう来ると思って、さっき取ってきておいたよ」

いこうとした途中で、はやてが何処からかカメラを取り出してきた。まったく、感がいいのか、読みが深いのか。

「んじゃまぁ、撮りますかね」
「士君も混ざったら?写真なら撮るわよ?」
「あ、じゃあお願いします桃子さん」

はやてから渡されたカメラを桃子さんへ渡し、俺も皆のところへ。既に皆集まりつつあり、ワイワイしていた。

「士君、こっちこっち」

なのは達に呼ばれ、俺は皆の元へ。空いている場所ははやてとカオルの間。しかも中央だった。

「俺中央かよ」
「いいじゃん。主役は中央を取るべきだよ」

なんの主役だよ。
他の皆もそこに座れという目線を向けてくるので、俺は渋々そこに陣取った。

「それじゃあ、撮るわよ
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