暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
53話:翠屋好評営業中
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は勿論、なのはもこういう手伝いを何度もやってるから、そこまで気苦労はなくいられる。
「よく立っていられるな〜…」
「まぁな」
カオルは疲労から出る苦笑いを向けてくるので、代わりに俺は嫌な笑みを返す。
―――その時だ。
「お邪魔しま〜す」
「どうや?混んでは…いないようやな」
そこへやってきた新たな客は、なんとミッドに行っていた筈のフェイトとはやてだった。
「はやてちゃん!?」
「フェイトも!?どうして…!?」
「いやな、昨日のメール見てなんやうずうずしてもうてな?」
「二人でその話をしたら、なんか私達も…って感じになって…」
「速攻で仕事こなして戻ってきたって訳や!」
二人の登場に驚いたすずかとアリサは思わず声を上げてしまうが、それに対して二人は恥ずかしそうに照れながら答えた。
「大丈夫なのか?」
「一応こなさなきゃいけない仕事は終わらせたし…大丈夫だと、思うよ」
「そ〜かい…」
俺の質問に少しはにかみながら答えるフェイト。少し顔が赤いのは、ここまで走ってきたのだろうか。
「つ、士…」
「ん〜?あぁ、立ち話もなんか。皆あっちにいるし、仕事終わった後だしな」
「い、いや…違くって…」
お、おう。となんか雰囲気に気圧されてしまった。ど、どうしたんだ?
「…服」
「…ん?」
「執事服、カッコいい…似合ってるよ」
どうやら、俺の恰好の事を言ってくれたらしい。そういえば、他の奴らには言われてなかったな。
「…ははっ、ありがとな!嬉しいよ」
「う、うん…!」
フェイトは嬉しそうに笑って、皆のところへ駆け寄っていく。
あぁ…なんか嬉しいな。他の奴らから言われなかったのもあってか、意外にこの感情が大きく感じる。
そんな俺の気持ちも知る由もなしと言いたげに、はやては皆の服を称賛していた。
「皆え〜なぁ、私もメイド服着てみたい」
「はやても着てみたら?」
「う〜ん…そうしたいんやけど…」
「着替えぐらいなら私達だって手伝うし」
「フェイトちゃんもどう?」
「え?いいの?」
「結局いつもの五人が集まっちまったか…」
「いいじゃんいいじゃん。別に悪いことじゃないんだから」
「…ただ騒がしいだけだろ」
はは、手厳しい一言だな。
そうこうしている内に、なのは達五人は着替え室へ。その後ろには桃子さんの姿が。……あの人も一緒?
「二人とも、お疲れ様」
「士郎さん」
「あ、ありがとうございます」
「いただきます」
そこへやってきたのは、翠屋のオーナーの士郎さん。二つのコーヒー入りのカップを持ってきて、テーブル席に座っていたカオルと駆紋の前に置く。
「今日は桃子の無理に付き合ってくれてありがとう」
「いえいえ、そ
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