暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
53話:翠屋好評営業中
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笑)。
「それで?誰が一番可愛いと思う?」
「っ、それは……」
「僕は断然月村さん推しかな。なんかいつも以上にもじもじしているのが可愛い」
勝手に話を進めるんじゃない。
「駆紋君は?」
「どうでもいいし、興味もない」
相変わらず素っ気ない返答をしながら、タオルを畳む駆紋。使ったタオルをしっかり畳むとは、意外と几帳面なんだな。
その時、丁度良く入口の扉が開き、桃子さんが顔を出してきた。
「そろそろいいかしら?お昼近くなってきたし、これから少しお客さん増えると思うから」
「了解です」
桃子さんに言われて初めて気づいたが、確かにもう正午近くまで来ていた。
「じゃあ仕事の確認をしよう。カオルは注文を受けるのを、駆紋は注文の品を運ぶのを頼む」
「りょ〜かいっ!」
「………」
この配置ははっきり言って駆紋の性格から決めた。こいつは接客に向かないと思うからだ。
まぁ、それに比べカオルの方は接客に向いている……というのはなんか違うような気もするが、それでもこっちの方が向いている。
「テーブルはあそこから数えて2、3、4―――…と、そういう感じで」
「はいよ〜」
「じゃあカオルはすぐに行ってくれ。注文待ちの人達もいるから」
そういうとカオルは手を振りながら部屋を出ていった。
「それじゃ、俺達も…」
「…わかった。行こう」
なんか深いため息をついてから、俺についてくる形で駆紋も部屋を出た。
結論から言おう。カオル、駆紋が入って、翠屋はさらに繁盛した。
元より、小学生にしては美形…まぁイケメン寄りな二人だ。いつもは真っ白な制服だが、それ以上にしっかりした執事服が、二人をさらに目立たせた。
「コーヒーを二つとモンブラン、ショコラを一つずつでよろしいですか?」
女性に対する接客に、いつものヘラヘラスマイルではなく、意外にもキリッとした笑顔で対応していた。
「…こちら、カフェオレとコーヒーになります」
駆紋も方も、不愛想ながら接客に勤しんでくれていた。
そんな二人の行動が功を奏したのか、客足は昼を過ぎても減ることはなかった。
まぁこちらとしては忙しいのがずっと続くのは辛いが、それでも皆はそんなマイナス発言をすることなく、なんなくピークをこなした。
「だ〜…」
「つ、疲れるわね…思ってた以上に…」
「う、うん…」
今店にいる最後のお客さんを見送り、俺となのは以外の四人は空きテーブルに座る。どうやら相当疲労していたらしく、四人は座った途端深いため息をついた。
「にゃはは…皆、お疲れ様〜」
「まぁ、慣れてないと知らず知らずの内に気を遣うからな…」
そんな四人を若干見下ろす形で見るのは、俺となのは。俺
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