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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
遥かに遠き刻の物語 〜ANSUR〜 W
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過去シャルロッテの戦闘甲冑も重力拳によって弾け飛んでいく。いつどちらかが死んでもおかしくない壮絶な死闘に、ある介入が入る。
『シエル! 5秒後に右へ離脱!』
シエルのパートナー・カノンからの念話だ。
『カノン!? ・・・了解!!』
シエルはパートナーであるカノンの言う通りに、5秒ジャストに右へと跳んだ。そしてカノンからの援護射撃・“
殲滅爆撃
(
ルフト・アングリフ
)
”が過去シャルロッテへと降り注ぐ。その数、約4千。黄金の魔力弾の雨だ。回避は不可能。防御しようとも盾を突破される程の威力。過去シャルロッテは、そんな魔力弾の雨を防がず、または回避する事もせず・・・
「甘い・・・ッ!」
自分に直撃する魔力弾のみを1発残らず“キルシュブリューテ”で斬り裂き、無効化した。それを離れて見ていたシエルとカノンが青褪める。今まで相手にしてきた連中とはケタが――いや、格が違うと。
『カノン! こいつヤバい! 離脱するから援護お願い!!』
『り、了解! ジークヘルグ様に救援要請・・・完了! それまで頑張ってシエル!』
「逃がさない! 大人しく投降するなら殺しはしないわ!!」
シエルと過去シャルロッテ、2人だけの死と隣り合わせの鬼ごっこが始まった。魔力の斬撃を飛ばしつつ、特殊な歩法・“閃駆”でシエルに追走する過去シャルロッテ。その前を重力操作によって身体を軽くしたシエルが、物凄い速度で斬撃を回避しながら走る。
『シエル、同時砲撃で討つ!』
『・・・ん。合図ちょうだい・・・!』
シエルは走りながらも砲撃の術式を組み出す。カノンもまた砲撃戦用の神器・“星填砲シュヴェルトラウテ”を構え、その照準を過去シャルロッテへと合わせる。
『今!!』
――
黄金極光
(
ポラール・リヒト
)
――
――
重力圧縮砲
(
ジオ・ストライク
)
――
2人の砲撃が、走る勢いを止めない過去シャルロッテへと迫る。過去シャルロッテは焦ることなく“キルシュブリューテ”を鞘へと納め、能力・“絶対切断”を解放。足を止め、上半身を捻るようにして“キルシュブリューテ”を抜き放った。
――真技・飛刃・翔舞十閃――
過去シャルロッテもまた斬撃を放つ。衝突する黄金、アメジスト、桜色の砲撃。絶対切断の能力を付加された巨大な10の魔力刃が、シエルとカノンの砲撃を徐々に裂いていく。過去シャルロッテは、止めと言わんばかりに再度“キルシュブリューテ”を鞘へと納め・・・
――第二波・飛刃・翔舞十閃――
2発目の真技・飛刃・翔舞十閃を放った。ただでさえシエルとカノンの砲撃を押していた過去シャルロッテの真技。そこに、過去シャルロッテの真技がもう1発追加され、2人の砲撃が一気に押され始める。過去シャルロッテは再び“キルシュブリューテ”を
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