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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
遥かに遠き刻の物語 〜ANSUR〜 W
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ドの秩序管理機構右翼ミッドガルド軍と共に、ミッドガルドを構成する複数世界の守護だと。

「ゆえに全騎の参加ではなく一部だけの参戦、そこだけは確約を取り付けた。今から私に呼ばれた者が、大戦に参加する騎士と騎士団だ」

オペルが立ち上がり、円卓に座する“シュテルン・リッター”を見回す。

「まずは私の風神騎士団シュトゥルム・オルデン。そして私が騎士団の総指揮官として参加する。次に、第三騎士ドリット・リッター、シリア・ブラッディア。鮮血騎士団ノインテーター・オルデン」

「はい。ドリット・リッター、シリア・ブラッディア。及び鮮血騎士団ノインテーター・オルデン。アンスール討伐、拝命いたします」

鮮血姫シリア・ブラッディアは立ち上がり、その長く艶やかなレッドパープルの髪を後ろに払った。輝く黄金の瞳を伏せ、気品あふれる優雅な一礼を見せた。

「第五騎士フュンフト・リッター、シャルロッテ・フライハイト。心慧騎士団シュベーアト・オルデン」

「フュンフト・リッター、シャルロッテ・フライハイト。及び心慧騎士団シュベーアト・オルデン。アンスール討伐、確かに拝命したわ」

過去の剣神シャルロッテ・フライハイトが立ち上がり、彼女の武装“断刀キルシュブリューテ”を胸の前に掲げた。

「第七騎士ズィープト・リッター、ミストラル・ビルゴ・プリマベラ。守盾騎士団フェアタイディゲン・オルデン」

「ズィープト・リッター、ミストラル・ビルゴ・プリマベラ。及び守盾騎士団フェアタイディゲン・オルデン。アンスール討伐、確かに拝命いたしましたの」

紙徒ミストラル・ビルゴ・プリマベラが立ち上がり、恭しく一礼した。

「第八騎士アハト・リッター、サー=グラシオン・ヴォルクステッド。鏡面騎士団シュピーゲル・オルデン」

「ふむ。当然ですね! 女子供だけでは心許無いという事なのでしょう? 騎士公オペル。この僕を参加させるとは、実に判っておいでだ。いいでしょう! アハト・リッター、サー=グラシオン・ヴォルクステッド。そして我ら鏡面騎士団シュピーゲル・オルデン。アンスールを見事に討伐し、我ら星騎士シュテルン・リッターの名を世に知らしめましょう!」

仰々しく立ち上がり、ハンティングピンクのツンツンと立った前髪をさらに掻き上げ、この場に居る女性騎士を蔑むような目で見るサー=グラシオン。そんないつも通りの彼に呆れているシリアは徹底無視を決め込む。
過去シャルロッテは深く嘆息し、「バァーカ」とわざと彼に聞こえるように一言。ミストラルは首を横に振って、隣に座するチェルシーに「いつも通り無視してていいの」と耳打ち。チェルシーはミストラルの言葉に「はぁ」と力なく答え、いつも通り彼から視線を逸らす。

『なんだ? あの男の、女を馬鹿にするような言動は?』


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