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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
遥かに遠き刻の物語 〜ANSUR〜 W
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ス。
ヨツンヘイム連合が、この時代ではあまり知られていない科学を用いて造り出した自律稼働の巨人兵団。
Automatic operation Magic use Tactics attack Intelligent battle Systemの略称。
近接戦用のタイプ・セイバー、遠距離戦用のタイプ・アーティラリーの2種類がある。

魔界支配権。
人間の住まう次元“表層世界”とは別の層空間“裏層世界”たる魔界を管理する組織。
上層、中層、下層、最下層の各層七体、計28体の魔物の事。人型の魔人、獣型の魔獣、そのどちらでもない幻想一属の3種がいる。

「静粛にしてもらおう、ナハト」

「・・・すいません」

勢いよく立ち上がったのは、第十騎士ツェーント・リッター・夜宴ナハト・ダーツェ。
ヨツンヘイム連合主力の特務十二将とA.M.T.I.S.の不甲斐無さに怒りを示す。が、オペルの一睨みを受け、謝罪しながらナハトは再び席に就いた。

「納得いかないのは私も同じ。私も最後まで反対意見を出していたんだが通らなかった。軍の不甲斐無さによって、第六騎士(ゼクスト・リッター)・ラピスを失った忌々しい戦争への参加だからな。しかし、王たちの会議の決定である以上従わざるを得ない」

オペルは苦々しくそう告げた。本来は10人いる“シュテルン・リッター”だが、現在この場に居るのは9人だ。何故なら、5年前のルシリオンとの戦闘により、当時のゼクスト・リッター・ラピスが戦死し、それ以来ゼクスト・リッターの座が埋まらないのだ。

『ラピス様・・・』

シャルロッテの表情に少しばかりの陰が生まれた。ラピスは、シャルロッテにとって頼れる先輩であり姉のような存在だった。そしてそのラピスを討ったルシリオンは、シャルロッテにとっての最大の仇でもあった。

「待ってください。まさかシュテルン・リッター全騎での参加なのですか!?」

「チェルシー。私の話を最後まで聞いてもらいたかったな」

「あ・・・っ! 申し訳ありません!」

第九騎士ノイント・リッター・花の姫君チェルシー・グリート・アルファリオが、椅子から立ち上がりそう声を上げ、オペルより注意されてしまった。オペルに謝罪し、エメラルドグリーンのポニーテールを揺らしながら急いで椅子へと座り直す。
12歳で“シュテルン・リッター”となり、15歳の今でも最年少である彼女チェルシー。やはりまだ年若い所為か、どこか落ち着きが足りない少女だった。

「ふむ。順序が少々変わったが、チェルシーの疑問が本題でもあるので答えようか。まず、我々天光騎士団の存在意義は、ミッドガルドの秩序管理を第一としている。そんな我々が全騎ミッドガルドより離れるなど以ての外だ」

オペルは天光騎士団の意義を語る。ミッドガル
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