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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
遥かに遠き刻の物語 〜ANSUR〜 W
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見ても、完全なる彼女の自業自得だった。
「シャルロッテ様が悪いんですよ!? 一度深く考え出したらテコでも動かないんですからぁ!・・・って、そうじゃなくて! シュテルン・リッター全騎に招集命令ですよ、シャルロッテ様!!」
「・・・それを早く言いなさい!! バカグレーテルーーーーッ!!」
「話を聞かないシャルロッテ様が断然悪〜い!! このアホーーーーッ!!」
「アホって、上官に向かって言うことかぁぁぁぁぁぁぁッ!! あと洗っておきなさい!」
グレーテルにマントを投げつけ、そのままの勢いで全力ダッシュする過去シャルロッテ。彼女が全速力で目指すのは、“シュテルン・リッター”専用の会議場だ。
『・・・何というか、お恥ずかしいところをお見せしました・・・』
シャルロッテは恥ずかしさの所為か顔を赤らめながら指を鳴らす。また光景が変わり、豪華な造りの会議場へと変わっていた。剣十字の紋章が大きく描かれた赤い円絨毯、その上にある白亜の円卓。その円卓を囲むようにして座る9人の騎士たち。
『あれ? あの人たち・・・シャルちゃんのご両親と姉のチェルシーさんとちゃう?』
はやてが指差す方には、地球において偽りの家族として用意されたフライハイト家の父役オペル、母役シリア、姉役のチェルシーが居た。
『あー、うん。あの家族は地球の界律が用意した偽物の家族なんだよ。家族じゃなくて、ホントは同僚。私と同じシュテルン・リッターというわけ』
「突然招集してすまない」
片面だけの無地の白マスク、その上からアイアンブルーの前髪を右側だけ垂らした男性。シャルロッテの父として用意されていた男――天光騎士団のトップである第一騎士エーアスト・リッター・風の騎士公オペル・オメガ・シュプリンガーが、円卓を囲んで座る8人の“シュテルン・リッター”を左の鋭眼で見回す。
「諸君はアンスールという者たちを知っているか?」
「アンスール・・・。確かアースガルド同盟軍が2ヵ月程前に投入してきた部隊でしたか。同盟世界の王族のみで構成された少数精鋭部隊。かなり活躍していると聞いています」
オペルに答えるのは漆黒の髪をオールバックにした初老の男、第二騎士ツヴァイト・リッター・大地の鬼神ベルレンス・ヒルベルトだ。オペルはベルレンスの言葉に首肯する。
「先程、ミッドガルド王が我々シュテルン・リッターにある命令を下した。その精鋭部隊アンスールの討伐を主目的としてのヨツンヘイム連合への協力だ」
オペルを除く他の“シュテルン・リッター”から「な・・・!?」驚愕の声が重なる。
「何だそれ!? 連合は――特務十二将やA.M.T.I.S.は何やってんだよ!? 十二将には魔界支配権がいるんじゃなかったか!?」
A.M.T.I.S.アムティ
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