星霊合戦
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ヴィーテルシアは首を傾げた。
「グレイから見たヒビキ
・青い天馬
・男前
・詳しく知らない
チ・・・情報不足か」
舌打ち混じりにグレイはそう言うと、ルーとアランに目を向ける。
「グレイから見たルーレギオス
・ギルドの同期
・女っぽい
・歳上に見えない
・二重人格
グレイから見たアラン
・化猫の宿
・それなりの戦闘力
・詳しく知らない」
変わらず訳の分からない事を言うグレイ。
だが、ルーシィは確信する。
(そっか・・・『闇』に落ちるのは確か善と悪の感情の狭間にいる人。グレイがそんな感情に揺れ動くハズが無い)
「貴様は誰だ。グレイの振りをするとは・・・敵か?」
ヴィーテルシアが牙を剥く。
すると、目の前のグレイは突然もこもこと姿を変えた。
背は低くなり、髪は金髪、キャミソールにミニスカート、ブーツというハッキリ言って戦いには向かなさそうな出で立ち。
腰に鞭を装備し、金髪を右上で括った姿・・・見覚えがある。
「あ!あたし!」
「グレイさんがルーシィさんに!?」
「君・・・頭悪いだろ?そんな状況でルーシィさんに変身しても騙されるハズがない」
確かにヒビキの言う通りだ。
本物のルーシィは今ここにいる訳で、そのルーシィに変身したところで騙されはしない。
「そうかしら?アンタみたいな男は女に弱いでしょ?」
が、偽ルーシィは全く動じない。
キャミソールに手を掛け、するするとたくし上げ―――――――
「うふ♪」
バッと、服を上げた。
それと同時に・・・ポロンッと、胸が露出される。
「もしもしもしもしもしもし!」
「・・・!」
「あ、ああああ大空目隠ーっ!」
「きゃあああああああ!」
「フン・・・何を騒ぐか」
「アラン君は見ちゃダメぇーっ!早く目を閉じてっ!」
「だ、大丈夫!み、見てないからっ!」
当然の如く、ヒビキとサジタリウスはその姿に釘付けとなる。
間接的にでも自分の胸を曝け出されたルーシィはこちらも当然悲鳴を上げ、ココロは顔を真っ赤にしながらアランに叫び、アランは慌てて両腕で目を隠し、ルーは噛みまくりながらも風の目隠しをし、ヴィーテルシアは唯一冷静に目を逸らしていた。
「ゆ・・・揺れてる・・・」
「確かに・・・」
「うまい事言うなー!」
「ヒビキさんも目を閉じるなりしてくださいっ!」
ナツの苦しそうな呟きを全く違う方向に捉えているヒビキを殴るルーシィと自分には全く関係ないが慌てた様子で喚くココロ。
「星霊情報収集完了。へえ・・・凄い」
「!」
服を戻しながら、偽ルーシィは感嘆の声を零す。
そして、ゆっく
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