星霊合戦
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ツを追ってきたメンバー達がいた。
「ルー・・・シィ・・・」
「邪魔すんなよ、ルーシィ」
ゴガッと音を立て、イカダが川に落ちていた大きな木の欠片に引っかかって止まる。
「な・・・何よ、これ。まさかグレイが『闇』に落ちちゃったの・・・?」
普段とは違い、ただ冷たく言い放つグレイにルーシィは困ったような疑うような表情を浮かべる。
が、グレイ本人は薄い笑みを浮かべるだけ。
「なが・・・流れる・・・揺れる・・・揺れてる・・・」
「止まってるからしっかりしなさい!」
「ナツさん、滅竜魔導士だから乗り物に弱いんですね・・・」
止まっているとはいえ完全停止ではない。
変わらず苦しそうなナツにココロが呟いた。
「ナツ!今助けるよ!」
苦しそうな相棒を放っておける訳が無い。
ハッピーはナツを助けようと飛ぶ、が。
「フン」
「ポゲー!」
グレイが左手を向けた瞬間、ハッピーは氷漬けになり地面に落ちた。
「オスネコ!」
「ハッピーに何するんだよう!」
それを見たシャルルが叫び、ルーが仲間であるハッピーに攻撃した事に対して抗議の声を上げる。
「・ハッピーは空を飛ぶ
・運べるのは1人
・戦闘力は無し・・・情報収集完了」
が、グレイは意味の解らない言葉を呟くだけ。
「何言ってんのよグレイ・・・しっかりして・・・」
「これが闇に落ちた者・・・」
「・・・」
そんなグレイを見てルーシィとヒビキが口々に言うが、アランは怪訝そうな表情を浮かべてグレイを見ていた。
「グレイから見たルーシィ
・ギルドの新人
・ルックスはかなり好み
・少し気がある」
続けてグレイはルーシィに関する何かを言う。
何かは解らないが。
「はあ?な・・・何よ、それ」
「むぅぅぅぅっ!知らなかったよグレイ!そうか、君こそ僕のライバルかーっ!」
頬を染めるルーシィに対し、ルーは今にも飛び掛かりそうな勢いでグレイを睨む。
「・見た目によらず純情
・星霊魔導士
ほう・・・星霊ね・・・面白い!」
「!」
「ルーシィ危ないっ!」
グレイの右手がルーシィに向けられる。
一瞬にして攻撃が放たれ、ルーがルーシィを庇うように引き寄せ抱きしめた。
そして攻撃を覚悟し目を閉じた、瞬間。
「魔神壁!」
黒い光の壁がその攻撃を防いだ。
盾を張ったアランは灰色の髪を揺らしながら、ゆっくりと口を開く。
「違いますね・・・あなたはグレイさんじゃない」
「アラン君の言う通りだ。君はグレイ君じゃない。何者だ」
「え?グレイじゃない!?」
「・・・遠すぎて匂いは解らんが」
アランとヒビキの言葉にルーシィは目を見開いて驚愕し、
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