ストライカーズ編!
ファミリーネームは不明
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の揺れと音、そして高度のAMFを感じた。
今の状況と前に聞いた地上本部の危機。
二つを考えると今はとても危険な状態だろう。
わたしはすぐになのはとフェイトと合流した。
「会議室や非常口への道は、完全にロックされてるね」
「外への連絡も繋がらない。あとエレベーターなんかも止まってるみたい」
なのはとフェイトが言う。
その場にはやてがいないのは、聖王協会の人達と一緒に行動していたからだと思う。
「しかーし!ここで救助を待ってる暇なんかないよね?」
わたしはそう言ってエレベーターのところに移動する。
そこでは男性が数名エレベーターの扉をこじ開けていた。
「んーと、この程度だったら大丈夫かな。二人とも、手に魔力をコーティングするくらいできるよね」
二人をみると、少しだけ顔を引きつらせて笑っていた。
「あはは、こんなの陸士訓練以来だね」
フェイトがエレベーターの紐を伝って高速で下りながら言う。
普通の人にできて、わたしたち魔導士にしかできないこと。
まずは両手と両足に魔力をコーティング。
それからエレベーターの上下運動をするために必要な頑丈な紐をしっかりと持つ。
最後に、降りる。
これを普通の人がしたらすぐに両手が摩擦で熱くなったり、手の皮がべろんべろんになってしまう。
「当時は必要ないだろうと思ってても、意外なところで必要になるもんだね」
訓練兵だったときに諦めずに練習しといてよかったと今頃感謝だよ。
てか、二人ともよくAMFの中普通に魔法使えるね。
さすがは悪魔と死神。
「お姉ちゃん、今変なこと考えなかった?」
「気のせいじゃないかな」
陽龍のせいか、最近フェイトが読心術を会得している気がする。
そして一番したまで辿りついた私たちは、予め決めていた集合場所に向かう。
「やっと来たか」
突然背後から声がした。
振り向くとそこには真っ黒いフードを来た人が立っていた。
「またあったな、オリジナル。それにコピーとエースオブエースだっけか」
わたしをオリジナルと呼ぶ彼は、初出動の時にみつけた人だろう。
「・・・フェイト、なのは、先に行ってみんなと合流して。わたしはあとから追いかける」
彼から目を離さずに言う。
それを聞いて二人は頷き、走っていった。
「見逃してくれるんだね」
「オレが頼まれたのはオリジナルの足止めだからな」
そう言って彼はフードを脱ぐ。
地下だから見にくいが、彼は赤茶色の髪に黄色い瞳。縁の黒いメガネを掛けていた。
「Bad prohibition children が一人、鈴城夏希。オリジナル・・・いや、浅賀アリシア、戦おうぜ」
彼、夏希はそう言ってニヤリと笑った。
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