ストライカーズ編!
ファミリーネームは不明
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って、優しそうな顔で。
一瞬ボディーブロー決めたくなったけど流石に堪える。
「・・・執務官補佐、浅賀アリシア。十九歳。つきまとうとほかの警備の人に突き出しますよ」
わたしがそう言うと一瞬戸惑ったように見えたが、気にせずにまだグダグダと何かを言う。
「あはは、それ、お母さんの役職?十九歳で子持ちとか大変だねぇ。キミ、お父さんはいるの?いないんだったら僕とかどう?」
馴れ馴れしくわたしの肩に手を置き、顔をにや付かせている。
「知ってますか?ほとんどの魔導士はデバイスがなくても威力の小さい魔法が使えることを」
「あ、もしかしてキミ、魔導士見習いとか?へぇ、こんなに小さいのに、えらいねぇ」
なにか関心したように首を振りながら頭をグリグリと撫でる。
「・・・でも、優秀な魔導士は人一人気絶させる程度の魔法、簡単に使えるんですよ」
「それにしたって、ここまで詳しいってことはお母さんも魔導士かい?だったら奇遇だな。実は僕も魔導士なんだよ」
少しシワのあるスーツをきながら少し胸を張る。
「そして、時空管理局にはデバイスなしで人にトラウマを植え付けられる魔導士がわたしの知る限り、六人もいるんです」
「あ、それは僕も聞いたことがあるな」
「二つ名、管理局の白い悪魔。金色の死神。歩くロストロギア。漆黒の堕天使。暴れん坊将軍。笑う般若」
「それに、走馬灯少女。たしか走馬灯少女って小学生くらいの子で、綺麗な金髪、血のように真っ赤な瞳で・・・ま、まさかっ!?」
ニコニコしていた表情から一片、目を大きく開いて少し後ずさる。
「普段は青いリボンで髪の毛を結んでいる女の子。ねえお兄さん、わたしの特徴、言ってみてくれない?」
「しょ、小学生くらいの身長で、金色の髪を青いリボンで結んでる・・・」
「瞳の色は?」
「血のように、真っ赤な目・・・う、うわぁ!?走馬灯少女!?」
「せーいかーい!見事正解したお兄さんには、ご褒美をあげる。すこーししびれるかもしれないけど・・・大丈夫だよね?」
地面に座り込んでいるお兄さんの肩に手を置き、魔力を込める。
「電磁砲」
流石に出力を抑えた電撃をわたしの手を通じて流す。
するとお兄さんは一度ビクッと大きく体を揺らし、それ以降ビクビクと痙攣する。
あとではやてに怒られるかもしれないけど、しょうがないよね?
だって・・・。
「女の子の気にしていることを笑いながら言う腐れ外道なんか永遠に痺れたまんま結婚せずに三十過ぎた頃から禿げてればいーんだよっ!」
だってわたしのこと、小学生みたいっていったんだもん!
そのあとは特に話しかけられることもなく、集合の時間になった。
そろそろ集合場所にでもいこっかな。
そう思ったとき、会館全域に伝わるほど
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