ストライカーズ編!
ファミリーネームは不明
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だったりする。
はっきり言って年を考えろ、年を。
「薬」
「まったく、遊び心が足りんねぇ・・・ほら、いつもの」
机の上に置いてあった紙袋をオレに手渡す。
それは普通の病院なんかで渡されるような数回分の袋ではなく、見ただけでもパンパンだとわかるほどだった。
「ん、ありがとうございます。それでは・・・ぐぇっ」
もらうものだけもらってすぐに戻ろうとしたらオレの服をもの凄い速さでボイルさんに引っ張られ、つい変な声が出た。
「なかなか来ないから、今日は頭っからつま先までけ・ん・さ♪」
オレは思った。
オッサンが語尾に♪つけながらウィンクとか、めっちゃキモイと。
そのあとオレは本気で全身くまなく検査され、終わったのがおやつの時間近くだった。
おい、これじゃあ会見行けねえんだけど。
「安心せい。どっちにしろ、今日は行かせるつもりなんざなかったわい」
軽くドヤ顔。
美愛や慎吾のように殴りたい。
しかし子供と女と老人には優しく、がオレのモットー(今決めた)。
深く深呼吸をして落ち着く。
「陽龍くん、いくら薬を使ったところでソレは気休め。実際の効果は痛み止めと変わらない。無茶を続けると・・・」
「わかってる。けど、ダメだ」
立ち止まるわけには行かない。
守りきれてない。
まだ、アイツを捕まえてない!
「今回の事件にアイツが絡んでいる可能性が高い今、オレは戦う」
「なら、今回の検査結果だけは伝えておこう。現状、変わらずじゃ。コレは陽龍くんの両親と六課とやらの医師であるシャマル先生にも通達するから、しっかり頼るのじゃぞ」
ボイルさんの言葉を聞いてから病室を出る。
「頼る、か」
オレは小さく呟く。
「頼れるわけ、ねぇだろ・・・」
胸のあたりの服を力強く握り締め、痛みを耐えるようにその場を離れた。
時を遡って朝。
会館の警備をしていると遅れてフェイトとはやてとシグナム、美愛と慎吾がやってきた。
そこで会館に入れる時間になるまで警備をし、時間になったらわたしと隊長二人、はやては会館の中に入ることになった。
よくわからないけど決まりで、中にデバイスを持ち込められないらしいのでレフェリアを美愛に預ける。
「美愛、なくしたら怒るよ」
「・・・真顔で言わないでよ。そんなに信用ないんだ、私・・・」
なんだか美愛が慎吾に慰められていたが、わたしは気にせずにフェイトたちと会館の中に入った。
そこでするわたしたちの仕事は、各自バラバラになって時間まで中のいたるところの警備をすることだった。
「お嬢ちゃん、此処は遊び場じゃないんだからお外で遊んでおいで?」
警備中、パッと見サラリーマンのように見える中年男性に言われた。
しかも膝立ちにな
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