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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
遥かに遠き刻の物語 〜ANSUR〜 U
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って全部一致している。ここは間違いなくルシルの記憶、過去の世界だ』
リンディ、クロノ、ユーノの冷静な会話を聞き、やはり戸惑いを見せるなのは達。6千年以上も前に起きた戦争。それに参加し英雄となった。それがルシルの真実だった。
『フェイトちゃん!? だ、大丈夫!?』
なのはの声で、みんながフェイトの顔色が青褪めていたのに気付く。次々とフェイトを心配する声が彼女にかけられていく。
『大・・・丈夫・・・。私は大丈夫だから・・・』
フェイトのそれはどう見ても大丈夫ではなかった。自分が好意も持っていた人間の衝撃的すぎる真実、過去。フェイトの思考が混乱しだしていた。
『景色が変わる!?』
はやてがそう叫んだときには、城内からどこかの平原へと景色が変わっていた。雪が降り、大地を白く染め上げようとしている。彼女たちの視界の中に・・・
「報告します!! 現在、ここヴィーグリーズに向かって強大な魔力反応が迫ってきています!」
おそらく1000人以上はいると思われる大軍勢が現れていた。統率された服装を身に纏った、どこか軍隊を思わせる大勢の人間たちが。
『全員何か武装しているな』
シグナムは突然現れた武装している人の群れを見てそう呟いた。
『デバイスやあらへんな』
はやての視界に入る軍勢は、デバイスのような機械的なものではなく、完全に武器としての代物を武装していた。
『はいです。まるでルシルさんとシャルさんが持っているような・・・』
リインフォースUの言葉に、全員が同時にこう思った。シャルロッテとルシリオンが持つ“神器”と呼ばれる武器なのではないか、と。
「魔力反応? どこから向かってきている?」
ハルバードを手にしている男から報告を受けた女性がそう返す。綺麗に整った顔立ち、オレンジ色の髪を後ろで結った、20代に入ったばかりと思われる女性。そんな彼女は金のラインの入った翠の長衣に翠のマント、銀の胸当て、籠手、足具を装備し、そして・・・
「ラピス様、いかがなさいましょうか!?」
彼女の身長を超す、2m近い血の色をした槍を手にしていた。彼女は槍皇の二つ名を持つラピス・エル・ノワール。この大軍勢を率いている指揮官の1人だ。
「数は? この大部隊に損害を与えられるだけの数でも押し寄せてきたの?」
槍皇ラピスは焦らず大事にするでもなく冷静に戦力分析をする。彼女はそれ程の歳を重ねてはいないが、その実力は桁外れに高かった。彼女は、天光騎士団の“星騎士シュテルン・リッター”が一、“第六騎士ゼクストリッター”の称号を持つ騎士なのだから。
天光騎士団。
それは、ミッドガルドと呼ばれる複数世界を護る秩序管理機構の左翼たる組織。
ミッドガルドを構成する世界の1つ、レーベンヴ
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