第2章 赤龍帝と不死鳥の騎士団
第23話 ボクのかんがえたさいきょうのまほう
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ながら焦るライザー。
リタイアの危険はなくとも、体力は無限ではない。
このあとも一騎打ちが控えているのに消耗しすぎるわけにはいかない。
攻撃しようにも間断なく魔法をくらってはどうしようもない。
どれだけの時間が経ったのだろうか。
実際は数分かもしれないが、体感としては何時間も過ぎたように感じる。
「どうした、その程度か?」
あれだけ連射していた魔法が降り止むと、内心を押し隠しつつ余裕の態度をみせる。
そんなライザーに対し、はやてはにべもなく応じる。
「ハハ、あはははははははっ!強がりもいいけど、そろそろボクも飽きた」
その言葉にライザーは戦慄を感じた。
攻撃を受けてから、なぜか魔力がどんどんと削られていった。
いまは、ほとんど残っていない。
次の攻撃はまずい、と本能がささやく。
まずい、まずいと思考を繰り返すも、何ら対応策は浮かばない。
「これで終わりだッ、エターナルフォースブリザード!!」
『Eternal Force Blizzard』
一瞬でライザーの周囲の大気ごと氷結した。
「相手は死ぬ」
◇
ヒャッハー、汚物は氷結だー!!
ノリノリで氷結魔法の乱打を浴びせる。
闇の魔法?あぁ、あれはブラフだよ。
「攻撃魔法を身体に取り込む」とかないわー。
何度か試したけど、リアルに頭がパーンしたので、諦めた。
じゃあなんで、闇の魔法(偽)を使ったのかって?
それは、演出のためだ。
上級魔法を無詠唱で連射できては、脅威に思われるだろう。
だから、前提条件をつけたのだ。
それが、闇の魔法(偽)。
ちなみに、闇の魔法とは、ネギまに登場する魔法である。
真祖の吸血鬼エヴァンジェリンがつくった魔法で、彼女が使うと、上級以下の氷結魔法が無詠唱で使い放題になるというチート魔法。
傍らでは、リインフォースが、リアス・グレモリーたちに、闇の魔法(偽)について解説している。
曰く、攻撃魔法をその身に取り込む狂気の魔法。
曰く、一歩間違えれば、人外になる恐れがある。
曰く、一日使えるのは1回。それも短時間のみ。
他にもいろいろと嘘を吹き込む。
いやー、闇の魔法っておそろしいわー(棒)
心配そうにこちらをみているグレモリー眷属に少しだけ罪悪感がわかないでもない。
おそらくこちらをモニターしているだろう悪魔のみなさんも、誤解してくれるはずだ。
まあ、その気になれば広域殲滅魔法をマシンガンのように打ち込めるのだがね。
これが知られたらまず間違いなく排除される。そんなのごめんだ。
知識にある限りの氷結魔法を打ち込む。
いろいろと技名を
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