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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
遥かに遠き刻の物語 〜ANSUR〜 T
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うな。何せ古代ベルカと呼ばれる時代でさえ、今からたった数百年前の話だ。その何倍ともある昔の話。創作物でさえそこまで昔なことは書かないだろう。
『私も随分と昔ですが、その再誕神話を読んだことがあります。神の住まう世界アースガルドに在る神々と、その神に愛された英雄たち。悪魔にそそのかされ、英雄たちに戦いを挑んだ魔物と蛮勇たちの戦い。その果ての世界の滅亡、そして再生。即ち再誕が記されたお話です』
そういう風に記されていたな、確かに。あながち間違いとも言えないが。
「その再誕神話に出てくる英雄が、ルシルさん達と何か関係があるんですか・・・?」
「それを今から話そう。私とシャルがどうしてテスタメントになったのかを」
1冊目の書物のページを開きつつ、私とシャルの記憶をこの場に居る全員に見せるための術式・・・
「
呼び覚ます
(
コード
)
、
汝の普遍
(
エモニエル
)
」
エモニエルを発動する。言葉で語るより実際に見てもらった方がいいと判断したからだ。全員の意識が再誕神話の書物へと移るのを確認。ゆっくりと崩れ落ちる彼女たちの身体を干渉で支え、優しく横にする。
「そう。あれは私が16の時。ヴィーグリーズの大地に雪の降る、それは冷えた日のことだった・・・」
私の意識もまた書籍へと移した。私とシャルの始まりと終わり。そして、次元世界というものが誕生したその刻を語る為に。
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