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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
遥かに遠き刻の物語 〜ANSUR〜 T
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。シャルさんとルシルさんは生きてます。だって、触った時温かかった。死んでいるなら・・・死んで・・・」
エリオとスバルが震えた声でそう言ってくれる。
「・・・フェイト達は見ているから判るな? それにクロノ達も」
私の身体が砕かれていた様を実際に見たフェイト達。シャルもそう。クロノ達にその身体を砕かれている。だから私たちが普通ではないことは判っているはずだ。しかし誰も答えない。ただ表情を硬くして、俯いてしまっている。
『どういうことなのか教えていただいても・・・?』
「・・・はい。見ていてください」
騎士カリムに答え、私は干渉能力で作りだした剣の刃を右腕に当て、一気に引いて右腕を斬った。その光景に目を逸らす子はいない。いや、突然の事に逸らすことが出来なかったと見るべきか。で、右腕につけた斬り口からの出血はなく、虹色の光の粒子が漏れているだけだ。そしてすぐに何事も無かったように元通りに修復された。
「――と言うことです。この体は人の持つような肉体ではないです。ついさっきまでは確かに肉体を持っていましたが・・・。リンディさん、騎士カリム。お判りいただけたでしょうか・・・?」
そう聞くと、2人は声には出さずに頷くことで答えた。
「私とシャルはもうこの世には存在しない死者。だが、何故こうしてみんなの前に存在しているのか。それが私とシャルの正体となる」
青褪め強張った表情が変わらないみんなに、再度死んでいると告げる。
†††Sideルシリオン⇒シャルロッテ†††
「なのは、ユーノ、クロノ、リンディさん。憶えているかな? ジュエルシード事件が終わって、アースラで私が話した事」
今度は私が説明するために、あの場にいたなのは達に聞いてみた。すると、なのは達はやっぱり憶えていないのか首を横に振った。
「あはは。うん、そうだよね。それじゃあもう1回。界律と呼ばれるモノの説明ね」
そう言うとユーノが「あっ」と言って顔を上げた。さすがユーノ。こういう事に関しての記憶力は抜群だ。
「ユーノは憶えているんだね。それじゃああの時、私が何て言ったか言えるかな?」
「・・・うん。確か、その星そのものとされている世界の意思のことだよね。自分自身である世界の秩序を管理するもので、すべてがそこから生まれて、そして還っていく永久機関。過去、現在、未来の全ての情報があるともされる知識の蔵であり、それぞれの星に必ず存在する究極にして絶対たる力の根本、と聞いたと思う」
そこまでハッキリ憶えてるって、やっぱすごいよ、ユーノ。
「僕も思い出した。君たち魔術師は、その界律によってその力の強弱が決定される、と」
「そう。けどその説明で私は1つ嘘を吐いた。魔術師にそんなことは起こり得ない。何故なら魔術
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