暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜黒影の死神〜
『第二十七話』〜最善の方法と最良の行動〜
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「う、うん!」

「なのはもね!」

「うん!」


 やがて、凄まじい衝撃が四人を襲った。


「きゃあぁぁぁぁぁぁ!」

「ぐぅっ! なんて威力だ!」

「アルフ!」

「大丈夫! フェイトはあたしが守ってみせる!」


 激しい衝撃に目をつむる四人の耳に、バリアがガラスのように割れる音と何かが凍る音が聞こえた。

 やがて目を開けた四人の目には、先ほどまでのような竜巻や雷はすべて消え失せ、穏やかな海が広がっていた


(二人とも、封印を頼む)


 この光景を作りだした張本人から念話が届き、なのはとフェイトは封印作業に入るのだった。










 拓斗side

 その後ジュエルシードも封印し終え、少し談笑していた。


「た、拓斗。ありがとう。また助けてくれて……///」


 ほほを染めながらこっちに来るフェイト。だが、


「あのな、フェイト。もう心配させるなといっただろ。だからこれは罰だ」


 そういって軽くでこピンをする。


「いたい……」

「なのはもそうだが、この時代の魔法使いは無理をするのがデフォルトなのか? なら、一から鍛え直してやろうか」


 もう溜息しか出てこない。全くユーノもアルフも心配させて早死にさせられるぞ。


「え!? わたしもなの!?」

「当たり前だ。最初よりかはあまり無茶しなくなったが、みていてハラハラするときは何度もある。お前らを見ていると心配で胃に穴が開く。この歳で胃潰瘍とかやめてくれ」

「「ごめんなさい」」 


 そういって二人ともシュンとするが、


「まぁ、無事だからよしとしよう。あとフェイト、一個は君に」


 そういってフェイトにジュエルシードを一個渡し、もう一個は、


「もう一個はなのはに」

「え、でも……」


 フェイトはやはりもらうのに後ろめたさがあるんだろう。


「俺が持っていても何も意味ないし、ちょうど二つあるんだ。分け与えた方がいいだろう」


 そしてそれぞれ封印すると、


「さて、じゃあそろそろ」


 そのままアースラに戻ろうしたら、


(魔力反応!?)


 空を見上げると、紫色の雷がフェイトめがけていた。


「なっ!? フェイト、なのは! 逃げろ!!」

「え……!?」

「うそ……レ、レイジングハート!」


 フェイトは私の声を聞き驚いたが、すぐに自分の置かれている状況に気付く。

 なのはもレイジングハートでガードしようとするがおそらく間に合わない。


(間にあえ!!)「我求むは水! 彼の者に癒しと加護を!
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