『第二十七話』〜最善の方法と最良の行動〜
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ん、アルフさん!」
「早くこっちへ!!」
なのはと知らない少年(だれだいあの少年は?)の誘導に従って移動する。そこへ拓斗達もやって来た。
「二人ともケガは?」
「だ、大丈夫……」
「アタシも大したことは無いよ」
「そうか、よかった……」
フェイトの頭をなでる拓斗、それだけで笑みを浮かべるフェイト。全く……使い魔のアタシを差し置いてアンタってやつは……やっぱり大したもんだよ。
「これで終わり……じゃないよな」
周りを見ると、さっき拓斗に消滅させられた筈の雷や竜巻が再び姿を現していた。
「これは……ジュエルシードをなんとかしないといけないね」
少年が言う。ジュエルシードを知っているのかい?
「ああ、ユーノの言う通りだ」
「え?」
ユーノってなのはの使い魔でフェレットじゃなかったのかい? フェイトも驚いてる。
「さてと……」
フェイトを離し、拓斗はアタシ達から距離をとる。
「拓斗、どうするの?」
「アレを無力化する。なのはとフェイトは封印の準備を頼む。ユーノ、アルフ、二人は全体防御魔法を展開させてくれ」
「う、うん」
「拓斗君、全体防御魔法って……」
「こんな状況は久しぶり初めてだからな。少しばかり本気を出す」
そう言うやいなや、拓斗の体から凄まじい魔力が溢れ出す。今までも拓斗が力を使うところは見て来たけど、これはレベルが違う。
「だから、二人には俺の魔法の余波がなのはとフェイトを襲わないように全力で頼む」
「う、うん!」
「わ、わかったよ」
アタシは頷くしかなかった。こんな魔力を使った魔法、余波だけでも相当なものになる。そんなものをフェイトに受けさせるわけにはいかないからね。
「なのはとフェイトは俺がアレを黙らせたらすぐに封印してくれ」
「は、はい!!」
「よし、じゃあ行ってくる」
そう言ってさらに離れて行く拓斗。
「ど、どうするんだろう?」
「前も同じような事があったよね……その時は一個だったけど」
「でも、今回は六個……つまり」
「まさか……あの時より凄まじいものぶっ放す気かい!?」
「……多分」
ユーノの言葉に全員の顔が青くなる。思い出すのはリニスと一つになった拓斗の姿、フェイトの放つものとは比べ物にならない激しい雷。それを上回るって……
「あはは、私達助かるのかな?」
なのはの問いに答えられる者はいなかった。
「じょ、冗談じゃないよ! そんなもの防げるわけないじゃないかい!!!」
「お、落ち着いて! あくまで
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