暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
十字架を背負いし神意の執行者 〜Truth〜
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た。もう死んでいることとか。多くの命を奪ってきたこととか。
(何でこんなことになっちゃったの・・・?)
ゆっくりとクロノ達を降ろす。“ペッカートゥム”のクズ野郎を斃したけど、テルミナスの支配はまだ残ってるはず。そこに注意しながらゆっくりと、慎重に降ろしたクロノ達に近寄る。
「がぁっ!?」
私の体を背から貫く水色の魔力刃。これは「クロノのスティンガーブレイド・・・!?」だった。油断した。まさか、干渉拘束されているクロノがまだ攻撃してくるなんて。操られているとはいえ、これはさすがに反則・・・。私の干渉拘束が弱まるのが判る。これはかなりまずい。“ペッカートゥム”とクロノ達に力を使い過ぎた。
「デュランダル」
≪OK Boss≫
「悠久なる凍土、凍てつく棺のうちにて永遠の眠りを与えよ」
干渉拘束から抜け出したクロノが“デュランダル”を手にして詠唱を始めた。
(まずい! 確かこの詠唱は、闇の書の時の・・・!)
10年前の聖夜を思い出す。アレは結構レベルの高い凍結魔法だ。正直な話、今の弱った私に防ぐ術はない。意識が飛ぶと、契約執行に問題ありと見なされて“界律”に体の支配権を奪われる。そうなると、私の手でクロノ達を殺すことになる。
「冗談じゃない・・・!」
急いで私を貫いている魔力刃を破壊しようとした時・・・
「「フープバインド!」」
「(また! またユーノとアルフの拘束魔法が私を拘束するの!?)づぁ!?」
クロノの持つ“デュランダル”が私に胸に突き刺さる。ゼロ距離からの、内部からの凍結魔法。これを受けたらさすがに終わる。
「・・や・・・いや・・・やだ・・・やだよクロノ!」
名前を呼んだところでどうにもならないのは解ってる。
「エターナル・・・」
「いや!!」
内部が侵食されるのが判る。最悪の未来が訪れてしまうことに私は目を瞑ったところで、「コフィ――ぶっ!?」耳に変な音が。目を開けると、「・・・え?」クロノが“デュランダル”もろとも吹っ飛んでた。助けられた? 誰に? 今の状況で味方と言えばルシルくらいのもの。でも、そのルシルはここにはいない。
「今度はわたしが助ける番」
「え・・・、レヴィ!? ルーテシア!!」
いつの間にかユーノとアルフがバインドのような物で雁字搦めにされて倒れていて、その側にルーテシアとレヴィが立っていた。それにルーテシア。あの様子からして、もうテルミナスから解放されているようだ。どうしてレヴィが居るのか、とかいろいろと話を聞きたいけど、今はクロノ達を解放することが先だ。
「クロノ・・・ごめんね」
気絶したクロノを抱きしめて干渉を流し込む。思いっ切り攻撃を受けた所為か、頭にタンコブが・・・その・・・ご
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