暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
十字架を背負いし神意の執行者 〜Truth〜
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胸へと干渉能力の剣を突き立てるヴィヴィオを見て・・・

「あ・・・あ・・・ヴィヴィオ・・・ヴィヴィオ・・・? あははは・・・ヴィヴィオ・・・あ・・ああああああああああああああッ!」

((ヴィヴィオーーーーーーー!))

剣が胸に突き刺さるヴィヴィオを見て、テスタメント・ルシリオンは頭を抱え絶叫。なのは達もまた、声には出せないがヴィヴィオの名前を叫ぶ。

「はぁぁぁぁーーーーっ!(あぶない! 逃げてルシルパパ!)」

――インパクトキャノン――

「っ!? っがぁっ!」

はるか上空から急速降下し、テスタメント・ルシリオンの左頬へとゼロ距離射撃を撃ち込んだのだヴィヴィオだった。ヴィヴィオの衝撃的な姿、“界律”からの意識乗っ取り、今までの精神疲労によって何もすることが出来ずにまともに受け、彼は再度海面と叩き付けられ、再び海に沈んだ。

『クスクスクス。今のは偽者でした♪』

テルミナスが弾んだ声でそう言うと、剣を自らに突き立てたヴィヴィオが消滅した。そう、先ほどのヴィヴィオはテルミナスによって作られた偽者だったのだ。干渉能力の応用力がひと際高いテルミナスにとって、人間ひとり創ることは容易いものだった。

「レイジングハート、スターライトブレイカー。(っ! 集束砲!? そんなの受けたら今度こそルシル君が!!)」

≪All right. Starlight Breaker ex fb, Standby≫

ブラスタービット4基と“レイジングハート”が、なのはの最強の魔法スターライトブレイカーを放つため、周辺に満ちる魔力を集束していく。

「響け終焉の笛・・・(なっ!? あかん! そんなんあかん!)」

はやてもまた、彼女の最強の魔法ラグナロクを放つための準備に入った。

「バルディッシュ!(いや! いや! もういやぁぁぁぁーーーーッ!)」

そしてフェイトは、“ライオットザンバー・スティンガー”を1つにし、大剣“ライオットザンバー・カラミティ”へと変える。それは必墜の一撃を誇る重攻撃用の完全攻撃型形態だった。

「はぁはぁはぁはぁ・・・っ!」

『クスクス。もう限界のようね、ルシリオン。さっきの偽者くらい、普段のあなたなら見分けられたはず。相当参っているようで、私はすごく嬉しいの♪』

――プラズマアーム――

(やだぁぁぁッ!)

海上へと上がり、再びヴィヴィオの連続攻撃から離脱する事が出来ずに防戦一方となっているテスタメント・ルシリオンは目の当たりにした。目の前で拳打を繰り返すヴィヴィオが、最強の砲撃を放とうとしているなのはが、同じく砲撃準備をしているはやてが、そして・・・

「はああああああああああああああッ!!!!」

大剣“カラミティ”を脇に構え、高速で接近して
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