深緑の御使い
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「お前が頭の……程遠志か?」
「その不細工な顔、間違いないわ」
振り向くとこの場に似合わない美女と大男がいた
確か女の方は……江東の虎のそそ……孫策だ!
こっちを見ながら二人が何かを話している
呻き声や木が焼ける音で良く聞こえない……
恐くねぇ!恐くねぇ!手前等なんて恐くねぇ!
「野郎ぉぶっころしたらぁぁぁぁ!」
「「うるさい」」
おでが最期に聞こえた言葉はそれだった
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「こいつが頭かよ……まぁ所詮は賊か」
「本当に歯応えのない奴ね」
「大分火が回ったな、そろそろ出ないとヤバイか」
「じゃあ暁の馬に乗るかしら」
「んな!なんで……うおぅ」
暁の馬(名前ボー)は燃え盛る森を風のように駆けた
何故コイツは直線馬鹿なんだ!
なんだそのドヤ顔は全然褒めてねぇぞ!
ちきしょう名前のまんま奴みたいな馬だな
初心者の俺をもっと労りやがれ
「暁とその馬相性良いわね♪」
「何処がだよっ!」
「初めてとは思えない乗りっぷりだったから」
「昔つるんでた奴みたいな馬だぜ……勘弁してくれよ」
この孫家再興のこの討伐戦は見事成功に終わり
江東の虎 孫策の名を世に轟かせた
同時に暁も一介の傭兵ではなく戦鬼として語られるようになる
深緑の衣と黒き鎧を纒いし天の御使いと……
しかしこの風評が暁を更に困らせる事になると
今はまだ知らない
そしてもう一人の天の御使いは……白い服を着た学生だった
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