第五章 StrikerS編
第百五十一話 『一夜、明けて…』
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エッティとレジアス中将は共闘していると踏んでオーリス三佐に聞いてみた。
だが、オーリス三佐とのお話はなにも掴むことはできなかった。
でも、絶対何か隠していると踏んでいる。
絶対令状で聞き出してみせる。
そして私はロッサに会いに向かっていた。
ちゃんと頼んでおいた申請が通ったかの確認に。
「来たか。はやて」
「ロッサ。ごめん、待たせたか?」
「いや、大丈夫だよ。しかし…さすがのはやてでもやっぱり元気がないかい?」
「うん…」
正直に言えば泣きたい。
なのはちゃんまで敵の手に落ちてしまってただでさえ落ち込んでいるのだから。
でも、それは顔に出さないでおく。
でも、ロッサはそれに気づいているらしく、
「…高町一尉は、残念だったね。でもまだ希望は残っているから落ち込むのはよしておいた方がいいよ。はやて」
「励ましてくれてありがとな。ロッサ。確かになのはちゃんやランを攫われたのは大失態や。部隊員達にも怪我人が大勢出てしもうたしな。
せやけど持ってかれたものは取り返す。そして今度はちゃんと守りきる!」
私がそう奮起しているとロッサが突然頭を撫でてきよる。
もう…もう子供じゃないんよ?
「やる気はあるからよかった。これで泣き寝入りしていたらはやてじゃないからね」
「当然や。まだ機動六課も私達も終わってへん。だから夜天の主として、機動六課部隊長として気張らなあかん。
それで、ロッサ? 例のものは?」
「ちゃんと済ませてあるよ」
それでそのあるものの前までやってくる。
そこには整備されている“アースラ”の姿があった。
「…しかし、本気なのかい? はやてやクロノ君の許可を取ったとは言えもう年季が入っているアースラをまた使うなんて…」
「わかってる。アースラはもう休ませてやらないけないということは。
でも、最後の大仕事を務めさせてやりたいんよ。
機動六課隊舎が落ちた今、移動できる本部は絶対必要やからね。
まぁ、ついでに言えば隊員達の住居がない身やからな」
「そうか。勝利を祈っているよ」
「うん!」
それで窓越しにアースラを見ながら、
(アースラ…最後の大舞台や。気張ってやってこう!)
絶対この事件を解決するという決意をするのだった。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・S・高町
108部隊の隊舎から帰ってきて、士郎達のところに寄ってきたら、ヴィヴィオとツルギ君の姿が見えないことに気がかりを覚えて、私とフェイトは病院内を探していた。
そしてあらかた探して、あと残りは屋上だと思い登ってみた。
するとやっぱり二人は屋上にいた。
何か話しているようだ。
それで私とフェイトは耳を澄まして聞いてみる。
「…なのはママ、
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