第五章 StrikerS編
第百五十一話 『一夜、明けて…』
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ィを捕まえて戦闘機人も全員捕縛する」
「はい!」
「あ! ギンガさん!」
「よかった。目を覚ましたんですね!」
そこにエリオ君とキャロちゃんが病室に入ってきた。
「エリオ君、キャロ!」
ギンガさんも嬉しそうに頬を緩める。
「大丈夫ですか…?」
「えぇ。これくらいならすぐに治るわ」
「よかったです。なのはさんとランさんが攫われてしまって、ヴィータ副隊長まで撃墜されたと聞いて、心配になっちゃったんです」
キャロちゃんは顔を少し俯かせながらそう語る。
確かにヴィータ副隊長も心配だ。
ギンガさんもそれを聞いて驚きの表情をする。
「なのはさんまで…」
「はい。機動六課もダメージを受けてボロボロです。でも、まだ終わっていません。取られたものは必ず取り返します!」
「「「レン(君)(さん)…」」」
僕がそう宣言するけど三人ともなぜか驚きの表情をしている。
どうしたんだろう…?
「なんか、レンさん。強気になりましたね」
エリオ君が代表してそう言ってくる。
でも、
「そんなことないよ。僕は今でも弱いままだし…。でもギンガさんの言葉で勇気がわいてくるんです。
ラン姉さんも必ず取り返す、だからくよくよなんてしていられないんだ」
拳を強く握りしめて僕はそう言う。
「その意気だよ! レン!」
そこに病室の外で聞いていたのかスバルさんとティアナさんが中に入ってきた。
「そうそう。機動六課はレリック捜査からスカリエッティ一味の追跡になったから頑張りましょう」
『はい!』
それでしばらく部屋の中は賑やかだった。
◆◇―――――――――◇◆
それを他の病室で聞いていた士郎達は、
「ふむ。レンも成長しているな」
「そうだな、士郎」
士郎とアインスがそう話し合っていた。
「しかし、あの攻撃で死傷者が出なかったのは奇跡だな。
あれはアルトリアのエクスカリバークラスのものだったからな」
「ああ、全員感電だけですんで後遺症が残ったものは一人もいなかったからな。
…ところで士郎。ツルギの事なんだが」
「わかっている。謎の力が目覚めたのだろう?」
「あぁ。そのおかげでヴィヴィオも攫われずにすんだ。ツルギはよくやってくれた。でも、なにかあの力は不気味なものだった」
赤黒い魔力の放出。
黄色に染まる髪。
魔力が様々な形をとり攻撃をした。
これだけで、ツルギの秘められた力の暴走と考えられているが、検査結果はなにもわからなかった。
不思議でならないのは確かである。
士郎達が心配がるのも頷けるというものだ。
「まぁ、今はまだ見守ろう。ツルギになにも異常がなかったのだから悪しき力ではないだろうしな」
「士郎がそう言うなら、
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