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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
十字架を背負いし神意の執行者 〜Wail〜
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を殲滅する魔導砲。テスタメント・シャルロッテは、それら全てを防ぐために干渉を使い、クロノ達を巻き込むまいとして盾となった瞬間、護ったクロノ達からの集中砲火を受け、ついに沈黙した。
「任務完了(シャル・・・。僕は・・・。僕たちは・・・こんな・・・!)」
操られながらも途中で意識を取り戻し必死に抵抗したものの、その手でテスタメント・シャルロッテを凍結したクロノ。その彼の瞳から涙が零れる。操られているからという言い訳はせず、自分の不甲斐無さを、無力さを、愚かさを呪って涙する。それはユーノもアルフもギンガも同様。あのルーテシアですら自分の無力さに涙している。
「・・・随分と仲良くやってたわけかぁ。悪ぃな、これも仕事でさ」
(ふざけんな! あたしらの友達にこんな酷い事を!)
アルフは必死に“ペッカートゥム”を睨みつけ襲いかかろうとするが、体が言うことを聞かない。
「おい、そこの。止めを刺せ」
そう命じられてしまったのはギンガだ。テスタメント・シャルロッテ共々覆っている氷を粉砕しろ、と言外に命令された。
「はい(いや! やめて! もうやめてください!)」
抵抗するが、言われるがままにテスタメント・シャルロッテへと近付くギンガ。左手に装着された“リボルバーナックル”が唸りを上げる。
(((シャル!!)))
ギンガが構え、テスタメント・シャルロッテを粉砕しようとした時、「これ以上私の友達を泣かすな!」自らを覆っていた氷を粉砕し、復活を遂げた彼女はすぐさま砕けて消滅していた両腕と左足を修復する。目と鼻の先で粉砕された氷の破片にギンガがたじろぎ、その隙を突いてテスタメント・シャルロッテがギンガを抱きしめる。
「ごめんね。こんなことになって、こんなことさせて。ホントにごめん」
「あ・・・シャル・・・さん・・・ごめん・・・なさ・・・」
干渉能力を使い、テスタメント・シャルロッテはギンガに巣食うテルミナスの意思を消滅させた。ギンガはテルミナスの操作から解放され、深い眠りについた。そのまま干渉による強制転移で、施設組の姉妹たちと同じく先端技術医療センターに送られた。
「・・・大罪。楽に死ねるとは思うな。ゆっくりとその体を端からバラバラにしてやる」
最大の殺気を“ペッカートゥム”をぶつけるテスタメント・シャルロッテ。それにたじろぐことなく“ペッカートゥム”は指を鳴らし、6隻の戦艦に攻撃命令を送った。しかし「・・・あ?」一切の反応が無い。この場の指揮権は全て“ペッカートゥム”に与えられている。
ゆえにテルミナスの駒でも支配できる。それなのに駒である戦艦から一切動きが見えない。何故なら、テスタメント・シャルロッテは氷漬けにされていた間、操られた局員ではなく、戦艦の攻撃管制などの全システムを干渉に
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