暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
十字架を背負いし神意の執行者 〜Wail〜
[6/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
射った。その威力は融合騎・烈火の剣精アギトのおかげもあり、かつての闇の書事件で使用した時より数倍に膨れ上がっている。
超高速で飛来する矢をテスタメント・ルシリオンは、「どれだけ謝っても許されないのは解っている」“劫火顕槍シンマラ”を消したことで空いた右手を使い、迫ってきたファルケンを掴み取った。さらに右手に力を込め、シュツルム・ファルケンを粉砕。

「「((っ!))」」

それを見て、シグナムとアギトの表情は驚愕に染まる。その隙を突き、再度シグナムの背後へと位相転移するテスタメント・ルシリオン。彼の今の表情は、地球でアリサとすずかの2人と別れた時とは比べるまでもなくやつれていた。

「すまない。シグナム、アギト」

「「っぐ・・!」」

シグナムとアギトに干渉を撃ち込み撃墜。そして干渉牢に閉じ込めた。守護騎士ヴォルケンリッターを全騎撃墜。が、戦いはこれでは終わったわけではない。

「はぁぁぁぁーーーーッ!」

テスタメント・ルシリオンへと迫る黄金の閃光。その速さはすでに空戦形態の彼と同等、若しくはそれ以上。

「フェイト!? くっ、疾い・・・!」

フェイトのリミットブレイク・真ソニックフォーム。機動力に全てを注ぎ込むことで、防御力がゼロに等しくなったものの、その速度は他の追随を許さない。彼女が手にする“バルディッシュ”はライオットザンバー・スティンガー。細みの片刃剣となったザンバーの二刀流とも言える形態。フェイトの機動を邪魔することなくその威力を発揮する彼女の切り札。

「クスクス。その気になっていればもっと簡単に、そして早く倒せたのに。やっぱり私の計画通りに随分と優しく健気になったのね、ルシリオン(やめて! もう私の中から出てって!)」

「計画通りだと!? 貴様の真の狙いはなんだ!」

海上を超高速で翔る蒼と黄金の2つの閃光。そのあまりの速さに、テルミナスによってポテンシャルが人間以上にまで高められたなのは達ですら手を出すことが出来ないでいた。

「クスクスクス。預言の内容を知らないの? そっか、うん。なら教えてあげる。私が一体何を望んでルシリオンを、ついでにシャルロッテをこの次元世界に“召喚”したのかを」

・―・―・―・―・―・

――ミッドチルダ北部・廃棄都市区画

「あ〜あ、今度こそダメか。ま、よく頑張った方さ」

“大罪ペッカートゥム”の視線の先、そこには両腕と左足を粉砕されたテスタメント・シャルロッテが氷漬けにされていた。ユーノとアルフの補助。ギンガとルーテシアの遠近距離からの支援攻撃。そしてクロノの氷結の杖“デュランダル”による凍結。それに加え、上空から浴びせられる艦載砲の雨。
果てにはクラウディアに搭載されていた“アルカンシェル”という、反応消滅と空間歪曲による対象
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ