暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
十字架を背負いし神意の執行者 〜Wail〜
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「彼方より来たれ、やどりぎの枝。銀月の槍となりて撃ち貫け。(あかん! そんなん受けたらルシル君が!)」

(ダメです! リインでも止められません!! このままじゃ・・・このままじゃ!)

はやての頭上にベルカ魔法陣が展開。周囲に6、中心に1つの閃光が生まれる。

「石化の槍、ミストルティン!」

落下を続けるテスタメント・ルシリオンへ向けて閃光の槍が7つ放たれた。直接攻撃力は弱く、て射程も短いが、生体細胞を凝固させる石化の効果を持つ砲撃魔法。7つの槍が一直線に落下する彼へと向かい、全弾直撃し彼を石化させた。

「命中です(ルシル・・・さん・・・。こんな・・・こんなことって・・・あんまりです!)」

「追撃します(いや! やめて! もう動かないであたしの体!)」

ティアナがガンモードへと戻した2挺の“クロスミラージュ”の銃口をテスタメント・ルシリオンへと向けた。それに続き、ヴィータもギガントフォルムの“グラーフアイゼン”を構える。

「クロスファイア・・・(ダメ、クロスミラージュ!)シュート!!」

32発の誘導弾を一斉掃射。石化し落下するテスタメント・ルシリオンを全方位から襲撃。1発と外れはなく強襲したのをヴィータは見届けて・・・

「轟天爆砕!(やめろぉぉぉぉーーーーッ!)ギガント・・・シュラァァァーーーーク!」

所々が砕けたテスタメント・ルシリオンへと、かつての戦いと同じように“グラーフアイゼン”を振り下ろし、彼に直撃を食らわせた。海面へと降り注ぐ、粉々に砕けた彼の無残な姿にヴィータが「よし!」とガッツポーズを取った。

(・・・あ・・・ああああああああああああああ・・・!)

ヴィータが心の中で悲鳴を上げ、テスタメント・ルシリオンだった残骸がポチャポチャと海に落ちる様子に途方に暮れる“機動六課”の魔導師たち。

「クスクス。下手なお芝居は結構なの。姿を現してルシリオン(な・・・!?)」

自分の口から出るテルミナスの言葉に、ただ信じられないと思うはやてを始めとした彼女たちは、テルミナスに操られるままに、2人1組で背を向かい合わせにするように周囲を警戒し始めた。

「すまない。シャマル、ザフィーラ」

「「なっ・・・!?」」

その直後、テルミナスの言葉通り、傷1つとして負っていないテスタメント・ルシリオンが姿を現す。シャマルとザフィーラの間に干渉を撃ち込みその場を破砕、シャマルとザフィーラが体勢を崩したその隙を突いて干渉による檻を発生させ、2人を閉じ込めた。

「クスクス。ほら! やっぱり無事だった!(ルシル君・・・・なんで・・・!?)」

今度はなのはの口を借りて喋るテルミナス。

「クスクス。位相転移と干渉によって組み上げられた囮。それくらい出来ないと
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