いきなり肝試しっ!
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「キャァーーーーーーっ!」
三年生との肝試し勝負に巻き込まれてしまった俺は、召喚獣を使ったリアルな肝試しなんかどうでもよく、女子の悲鳴をBGMにしながらウトウトしていた。
「明久、ご苦労だったな」
一仕事してきた明久を、俺たちの悪友の坂本雄二が声をかけていた。
「ねぇ、ちょっといい?」
あと数秒で眠れそうな俺に誰かが話しかけてきた。
このまま眠ったふりでもしようかと思ったが、聞き覚えのある声だったので声をかけた相手を見た。
「なんだ、冬花か……」
相手は幼馴染の緋村冬花だったので寝直すために下を向いた。
「え!?ちょっと待ってよ!」
冬花にそれを止められてしまったので、仕方なく冬花の方を向いた。
「で、どうした?」
とりあえず何の用かを聞いたら、顔を赤くして俯いてしまった。
「あ、あのね、この肝試しは全員参加だし、ペアがいないなら一緒に出ない?」
「異端者発見!」
俺が喋る前にFクラスの男子が叫んだ。
「異端者には制裁をっ!」
『異端者には制裁をっ!』
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